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rain and shine

exoプラネットからやってきた男の子たちを自重しない感じで愛でる、ほどほどに腐ったブログ。せいぜい15禁ぐらいの感じで小説を書こうかなと思ってます。レイチェンが好き。








【SIDE LAY】


スホヒョンが晩ご飯を奢ってくれるというので、ラジオの仕事があるチャニョルとシウミニヒョンを除いた10人で出かけた。「僕、肉がいい!」タオは誰でも振り返るような甲高い声を出し、ベッキョンに口真似されては「そんなしゃべり方じゃないもん。」とむくれる。

タオがベッキョンときいきい言い合っている間に、ギョンスがペーパーナプキンに皆が適当に食べたいと言うものをメモして行き、それをスホヒョンがざっと眺めて、料理を注文する。タオは一瞬だけ振り返って「肉頼んだ?」とスホヒョンにタメ口で話しかけ、スホヒョンは叱りもせずにうんうんと頷く。

僕の隣に座ったジョンデはタオとベッキョンがやり合っているところにちゃちゃを入れながら、たまにあはは、とよく通る声で笑った。

中国での活動期に比べて、韓国での活動はやはり同年代の友達もいてリラックスできるのだろう。メンバーたちと一緒なら、何をしていても嬉しそうにはしゃぐジョンデを見ているのは楽しかった。僕自身は別に喋らなくても十分に雰囲気を楽しんでいるのだけど、はしゃぎながらもジョンデはときどき、あ、という顔をして僕のほうを見ては、コップに水を継ぎ足してくれたり、なんにも言わずに口角をきゅっとあげて微笑んだりする。

そんなに気を遣わなくても僕は退屈なんかしてないんだけど、ジョンデにはそういうところがある。


大勢の中から一人ぼっちの子を見つけること。

その子に微笑みかけること。


練習中や撮影中、12人がごった煮状態で何かしているときでも、そんな子を見つけては抱きしめに行く。サイン会やファンイベントの最中も、ジョンデは特に探す様子もないのに、目ざとくひとりぼっちでいる女の子を見つけては、ひらひらと手を振ってやるのだ。


はじめは単純に、優しい子だな、と思った。

それから、もう少しジョンデのことを知って、何が寂しいのかを知ってる子なんだ、とわかった。

寂しい子を抱きしめたい君は、そうやって誰かを抱きしめながら、自分の中にいる寂しがりな子を抱きしめているんだと。

そう気づいたから、僕は君を守ろうと思った。




「ねえ、これどうやって食べるんだっけ」

声をかけると君はぱっと振り返り、すぐに皿に手を伸ばして世話をやき始める。

「…これはぁ、こうやって、白菜に肉のっけて、味噌つけて、えっと、イシンヒョンは辛いのも好きでしょ。だから青唐辛子ものっけて…」

歌うような澄んだ声で、いちいち説明するジョンデのてのひらで、だんだんと膨らんでいくトッピングにやや不安を感じながら、口をアヒルみたいにとがらせて、真剣な面持ちで肉を巻いている横顔を見る。伏し目がちになった長い睫が揺れて、ああ、愛おしいな、と思ったところで、ジョンデがぱっと顔をあげた。

「できたぁ。」

僕があーん、と口をあけると、得意げに白菜で巻いた肉を突っ込んでくる。口いっぱいの肉と野菜をもぐもぐ噛みしめていると、ジョンデがもの問いたげな目で僕を見るので、親指を立てて見せたら、顔をくしゃっとさせて嬉しそうに笑った。


「あぁっそれタオの!タオがとっといた肉!」

タオがまた大きな声を出して、ベッキョンが口を手で覆い、いたずらっぽい表情でかすめた肉を飲み込もうとする様子を見てジョンデが何か言い、皆が笑った。



…本当は、ポッサムの食べ方なんか、知ってるんだけどね。こっちの暮らしも長いし。


でもまたそうやって、今もちらちらと僕のほうを振り返る君が、安心できるように。僕は君に甘えておこう。寂しくないから、君がいるから、僕は大丈夫だよ、って。君が安心して笑えるように。













…The end


すみません、書きかけのやつとは全然関係なく、ほわほわしたのが書きたくて。写真は雑誌「CeCi
」のグラビアのメイキング動画からです。少し以前のやつなので、みんな今より少年っぽいっていうか、線が細い感じですね。