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むかーし昔のことです。


16歳の誕生日を、今か今かと待ちわびて原付免許を取りに行きました。



買ったのは、中古のホンダシャリー。
 

写真はイメージ(こんなにキレイではありませんでしたが…)
 


嬉しくって、暇さえあればバイクいじり。


外せるパーツは全て分解し、錆びているネジはガソリンで洗って磨きました。


色を塗って部品を替え、エンジンは排気量の大きなタイプに載せかえてオリジナルバイクにしました。
 


それなりに満足していましたが、だんだん大きなバイクが欲しくなります。
 


それからはバイトに精を出し1年半後、欲しかった中型バイク(Z400FX)を手に入れました。ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪


 写真はイメージ


しかし、わずか2か月で事故を起こします。
 


全身に裂傷を負い手術から目覚めたとき、目の前には母とバイク屋さん。


購入まえ何度も足を運んでいたからか、心配して駆けつけてくれました。


体よりバイクが心配だった私は、すぐに「バイクは!?」と聞きましたが「もう乗れんよ。」という悲しい返事でした。
 


廃車のショックは大きく、しばらく塞ぎこんでいました。


新しくバイクを買えるはずもなく、思いはその後も変わりませんでした。
 


そして30年、やっと手に入れた大型バイク(ZRX1200DAEG)。(((o(*゜▽゜*)o)))



愛車は、Lawson号と名付けました。(その昔、エディ・ローソンという世界一のライダーが乗っていたから)
 


少年の頃の思いがよみがえり、眺めているだけでも幸せな気分になれました。
 


乗るたびに感覚を取り戻し、運転に磨きがかかると思っていました。


暇を見つけては乗るようにしていたのですが、数か月に一度ではどうにもならないのか、そもそも感覚が鈍いのか中々思うように乗り回せません。
 


サーキットで膝や肘をつけて走るGPライダーがかっこよくて、真似て峠を攻めるたび、ヒヤッとしていました。一般道でもそう感じることがあり、取り返しがつかなくなる前に手を打つことにしました。
 


そう、手放そうと思ったのです。


置いておけば必ず乗るし、いつかそうなる予感があったから。
 


買い取り業者さんは、話がまとまると手早くLawson号をトラックに載せます。


私の気が変わる前に、いち早く撤収するためでしょう。


 
積み込まれた姿を見るとやっぱり寂しいもので、決意が揺らぎそうになります。心なしか悲しげな表情に見えます。
 



見送りながら(またいつか乗れたらいいな)と性懲りもなく思っている自分が居ました。



どうでもいいことですが、最後のLawson号を見ていただけたら嬉しいです。


ありがとう、Lawson号!