どうも、皆様。お久しぶりです！
椿です。
初めての方ははじめまして！
ブログのパスワードを忘れてとても久々に更新します笑
好きな作品は増えましたがとりあえず本日はこちらの作品をご紹介
きくち正太さんの『おせん』です。
料理系漫画といえば数多く今日存在しますが…おせんは私の中で別格な作品です！
まず、絵といいますと漫画家でも珍しいガラスペンを使用しているとのことでなんともいえぬ味わいになっております
好きこのみはあるとは思いますがこの線の美しさ堪りません。私は大好きです！！レトロなタッチで和の雰囲気、お料理の描写ともに独自の世界観で見事に描いています。
女性が持つ妖艶さ、仕草表現の１つ１つがすごく色っぽい
それにプラスして作品に登場するキャラクター達のセリフ１つ１つに心がじわり…
私は生粋の関西人で神戸っ子でありますが江戸っ子の心意気？気風の良さは素直に素敵と思いました
作品の毎度の表紙を飾るこの眼鏡に着物の女性がこの作品の主人公、半田仙こと『おせん』さん！
この人が兎に角…っ可愛くて、美人で男前！素敵で魅力的すぎる女性キャラ！
作品の舞台でもある老舗料亭『一升庵』の女将さん。女将さんというと上品な着物に笑顔でお客様をお出迎え、なんでイメージですがおせんさんはお出迎えなどの客あしらいは勿論。時には自ら調理場に立ち、足を運んでくれたお客様の為に腕を振るっちゃう素敵な人です。
料理は勿論、陶芸の腕も天才的でお店の看板からお皿まで作っちゃうような美的センスの持ち主でありながら普段は食いしん坊の飲兵衛で朝からビールも当たり前
人の為に尽くし、物や人をとても大切に扱い接するその姿…今日の日本人が欠けてきているものを沢山この人は持ってます！！
お料理漫画はお料理が美味しそうで食いしん坊な私は小学生の時よく『美味しんぼ』『ザシェフ』とかを図書館で読んでいましたがこの『おせん』は料理漫画の中でも私の中で別格。
二部構成で
『おせん』『おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。』に繋がっておりますが読めば読むほど面白い。
一部最終巻では作者がテレビドラマ化された『おせん』の作品の不出来さに心を痛め、休載に至っての経緯が書かれており、私も心を痛めました。
漫画を原作にした邦画作品は沢山ありますが、実写化ものは私も苦手で…物によりけり。
作品を生み出した漫画家さんにとって自分の作品は我が子同然。実写ドラマ化ということは可愛い子供をお嫁に出すようなもの。
作者は『嫁に出したつもりが身売りだった』とコメントしていました。
確かに漫画ファンからすれば実写化ものは漫画の内容を真似した別物のようなもの。全てが全てとは言いませんが、いい出来に仕上がれないのならしないほうがマシ。タイトルは改めるべき。看板は出しちゃいけませんよ。
と長くお話しましたが、おせんの話としては
老舗料亭『一升庵』を舞台に『笠置の弁天桜』の異名を持つ女将、おせんさんと個性豊かな従業員達、そしてその店を訪れる客や周囲の人間の心温まる話と美味しそうな料理の数々が垣間見れる素敵な作品になっていますので是非是非興味のある方は読んでみて下さい
私はAmazonで全巻大人買いしてしまいましたが中古品ということもあってか一冊直にブックオフの値段シールが貼られていて剥がそうとしたら和紙っぽい生地でできている為若干破れてとても悲しくなりました
中古本取扱店の人に言いたい……表紙素材を見てから値段シール貼ってくれ！！！！
というわけで今回はここまで。
作品の魅力が少しでも伝われば次回もまた見にきて下さいね
椿