窮鼠はチーズの夢を見る ③ | Pourriture noble


そう言えば。
私が行った映画館は、一席間隔を置いての鑑賞となっていました。

インターネットでの予約をした時も。
『マスク着用』
『手指消毒』
などのお知らせが
『今後これを表示しない』
に何度チェックしても、出続けるという面倒くささで。

頑張って予防していらっしゃるなと感じました。

やはり、両隣に人が居ないってすんごい快適✧*。

当たり前ですが、収容人数も少ないですから。
上映中は
『えっ?貸切り?』
ってほど、人の気配を感じずに鑑賞出来ました。
(あまりにも人の気配が無いんだけど、でも絶対居るので(笑)ポップコーンを食べる音とか、なんか凄い気を付けてしまった(^_^;))


*岡村 たまき(吉田 志織さん)
これは、もう少し咲妃 みゆさんがお若かったら彼女に演じて貰いたかったお役でした。

ですが。
吉田さん(!!!!漢字が違うけど‥このお名前‥!!!!(@_@;))も、かなりこのお役に合ったビジュアル&演技で。
職場の先輩と、こんな関係になるとは思えないような可憐さを醸し出していらっしゃいました。

お葬式(お通夜?)の敷地内で土砂降りの中傘もささないで突っ立っているなんて。
一見、絶対関わったらいけない『かまってちゃん』にしかなりませんが。 

彼女だとそれが嫌味にならない。
そして。
ずぶ濡れになっているのが、泣いてる事がバレない為だと知って、妙に納得してしまう。
(いやなんか字面で見たらやっぱ痛てーな!!!!( ゚∀゚)・∵ブハッ!!)

ですが。
原作はどうだったか忘れましたが、役的にはかなり気の毒な感じで終わってしまいましたね(^_^;)

今ケ瀬君を愛してしまってからの恭一と交際したのは、彼女だけですから。

たまきはずっと不安で。
女性じゃなくても、恭一の気持ちはここに無いってあからさまに分かってしまう言動。

たまき目線で見たら、だいぶ酷いです。

2人で選んだカーテンが、前から届いていたのに開封すらしていない。
前の恋人(今ケ瀬君)が
『これだけは残して置いて』
と言ったという灰皿を律儀に捨ててないし。
それだけじゃなく、恭一があげたZIPPOとくしゃくしゃになったタバコの箱まで。
しかもキッチンの開きなんて、女の子がめちゃくちゃ見るところに大切に置いてるし。

て言うか。
今ケ瀬君が別れてからも、どれだけ恭一の家に来ていたか分かりませんが。
染み付いたタバコの匂いが新しくなっているかどうかなんて。
非喫煙者なら部屋に入った瞬間分かります。
(何なら、煙草の銘柄で『恋人って女の人じゃないのかも‥』とも思えるかもですね。)

その度に、彼女は傷ついていて。
別れ話を恭一に突きつけられるずっと前から
『それでも良いから、そばに置いて欲しい』
って、今ケ瀬君と同じ事を思っていたんだろうなと思います。

‥そう思うと。
ホントに恭一ってダメなやつ( ´ㅁ` ;)
誰も傷つけたくないと思いながら、それが全く徹底出来ず。
近づく人々を片っ端から傷つける(^_^;)

たまきのビジュアルで
『おっ』
って思ったのは。

まず美脚✧*。
恭一のパーカーだけを着てる場面。
細さも線も完璧でした✧*。
もっと見せて欲しかった✧*。(変態)

そして髪。
恭一に資料を確認して貰っていた初登場の時から、すこーしだけ髪が伸びてるんですよね。
肩に付かないくらいから、肩に付くくらいに。

『何ヶ月後』とか表示しなくても。
これだけで、時間の経過が分かるんですよね✧*。
しかも凄くさり気なく。
(『ここは何処』だとか『何ヶ月後or何年後』とかって漫画などでも文字で表示する事が多いですが。あれってあまり好きではありません(^_^;))

恭一と別れたたまきって、どうしたんでしょうね。
気持ち的に、もう会社には居たくないし。
母親にも、父親の墓前にも、どのように説明したら良いのか‥。
考えれば考えるほど、気の毒です(^_^;)




*夏生(さとう ほなみさん)
元々は女優さんだとかってわけでない様子で。
夏生らしい、サバサバとしたイメージのビジュアルで彼女を選んだのだろうなと言う感じは分かりましたが。

今ケ瀬君と対峙させるには、ちょっと(演技的に)弱い感じでした。
今ケ瀬君の『目の圧』に、足元にも及んでない。
夏生の圧が弱いと。
恭一の
『俺はお前を選べないよ』(意訳)
と言うセリフが。
『お前を好きな事には変わりないけど、男は無条件で無理』
という表現になるかと思うので。

監督の意図がそーゆー事なのかな。
と言った感じでした。
(その後、しっかり恭一は不能だったしね!!笑)