パルシステムで申し込んだのが当たりました。
『いや違うんだ!!花組公演を当てて欲しいんだ私は!!!!』
って感じですが。
『ファントム』の当選は、むちゃくちゃ嬉しかったです✧*｡
配役は勿論
エリック→城田 優さん
クリスティーヌ→愛希 れいかさん
の日でございます!!!!(*´v`*)
＊エリック(城田 優さん)
城田さんを拝見するのを楽しみにしてました。
が。
『城田さんの超絶イケメンなお姿をまた見られる✧*｡』
とルンルンしてた私は、開演して気付きました。
『エリックだから顔半分しか見えねーじゃん( º言º)』
笑(^_^;)
でも、表情に関しては顔半分で表現しなくてはいけないこともあって。
凄く表情豊かで、もうなんか彼の表情を見ているだけで切なくなる場面がたくさんありました。
城田さん演じるエリックは。
オペラ座の劇団員に恐れられている怪人のイメージとは程遠くて。
大きな体を縮こませて。
心許なげに両手を握り。
語尾は(特にキャリエールとの会話だと)『〜なの』や『〜でしょ!!』みたいなのが多くて。
座らせると、ちょこんと正座してるし笑
大好きな女の子の前ではどもってまともに喋れない。
宝塚歌劇でも何度か再演されてますが。
やはり宝塚だと相当カッコよく演じてるんだなと思うほど、城田さん演じるエリックはカッコイイヒーローとはかけ離れていました。
それでもむっちゃくちゃカッコイイんですけどね!!笑
やはり、あのビジュアルですから!!!!
もう突っ立ってるだけでも。
お顔半分しか見えなくても。
気絶級にカッコイイ( º﹃º )✧*｡
フロックコートが城田 優の為に作られたものとしか思えないほど似合う!!!!( º﹃º )✧*｡
この最強ビジュアルがあるからこそ出来るカッコ悪さなのかもですね。
クリスティーヌはエリックを『先生』と呼び、敬意を持ちますが。
エリックが初めてクリスティーヌに会った時に
「貴女のファン」
と言ったように。
指導はするものの、彼女を見る時はいつもうっとり眩しそうに目を細めていて。
エリックの方が敬意を持って接していたように思いました。
でも、それが自然ですよね。
『歌のレッスンをさせてくれ』
と申し出たのは、エリックですから。
しかし。
そんな大人しくて気弱そうな男性が怒りを露わにした時ってのは、最高に怖いですよね。
『オペラ座の怪人』のファントムみたいなのが怒っても怖いけど笑
クリスティーヌに懇願され、お顔を見せたのに。
一目散に逃げられた時の彼。
ひたすら悲しいだけなのかと思っていましたが。
『僕のお城』と呼んでいた所をめちゃくちゃに破壊し。
のたうち回り。
『愛と憎しみを持つ』
みたいな事を鬼の形相で歌い上げた時は、彼の熱量とは反比例してゾッとしました。
もう、この時点で。
クリスティーヌに絡む事になると我を忘れ、彼女の事しか見えなくなってしまったのでしょうね。
でも最後の場面で、シャンドン伯爵の事はちゃんと助けたところを見ると。
クライマックスでキャリエールに自分を撃つように言った事に関しては、冷静な判断が出来ての事だったんだと分かります。
城田さんが演じるエリックは。
『オペラ座の怪人』のファントムとは完全に無関係の人物として見事に構築されていて。
初めて、『ファントム』と言う作品を『オペラ座の怪人』と言う作品から切り離して観れたような気がします。
初めて、この作品を。
この作品だけと向き合って
『あー、この作品好きだわ』
って思えました。
今まで『ファントム』は、絶対的に
『罪深い父親と不運な息子の愛の物語』
でなくてはならない。
と思っていました。
『悲劇の天才と美しい歌姫の愛の物語』
になるのであれば、『オペラ座の怪人』を観れば良いのだから。
しかし。
クリスティーヌ役が愛希 れいかである時点で、後者になる可能性が高いと思っていました。
(ほぼそうなった笑)
それでも良いと思えたのは初めてでした。
『ファントム』のエリックは、不運で呪われてるとしか思えないし。
仕舞いには絶命しちゃうけど。
でも。
両親に愛されて、大切にされて。
自分が求めていた歌声にも出会えて、その彼女からも愛された。
『自分がどうして生まれてきたのか？』
なんて、健康に生まれてきても分からないのに笑
彼はきちんとその事に向き合って、追い求めた。
この辺りも、『オペラ座の怪人』のファントムとは大きく違うでしょうか。
もう、ファントムは可哀想でならないもんね笑
最後、ご丁寧にクリスティーヌは指輪返却して来るし( ；∀；)
ビジュアル最高な城田さんですが。
少々気になったのが、マント捌き。
山口 祐一郎さんをも凌ぐ長身ですから。
マントを翻す時は、たっぷりの布に大きく空気を含ませて『バサァ!!』てして欲しかった笑
あれかな。
徹底してカッコイイキャラにはしなかったのかな。
むっちゃくちゃカッコエエけどな!!!!笑