オマエは羊。 Qpa EDITION | Pourriture noble


10月に発売された作品。
2015年にKADOKAWAさんから発行された作品を竹書房さんから再度加筆修正されての発行。

高崎 ぼすこ先生の作品は、全て拝読しておりますが。
この作品がダントツで大好きでして。




『Qpa EDITION』も楽しみにしておりました✧*。

この作品の何が好きって。
先生と佐原くんの間には、何だか緩やかで優しい空気感があって。
いつも無愛想で怖い先生が、佐原くんの匂いとか肌触りが好きとか。
もうたまらんでしょ( ;∀;)

可愛くて可愛くてならない佐原くんの事になると、余裕なくなってしまう先生と。
先生が擦り寄ってくる度にドキドキ恥ずかしいんだけど、嫌じゃなくて。
天然で先生を魅了しまくる佐原くん。

高崎先生なだけに、『CIEL』とは思えない描写もありましたが笑
それもまた、高崎先生の魅力でもあって笑

ホントに大好きで、何度も繰り返し読んだ作品です。

このコミックを読み出した時点では
『また、先生と佐原くんに会える♥』
くらいにしか考えてなかったのですが。

何故か、ページが進まない。
何か、読みづらい‥。
と、思ったら。

コマの殆どが修正されていました。
コマ割りなどは変わりませんが、キャラの表情は殆ど。

3年も前の作品ですから。
お気に入りのコマ以外は描き変えたい気持ちも分かります。
(高崎先生は、初コミックの時点で既に画力凄いんですけどね。)

でもなんか。
あの緩やかな感じが作品から消えてました。

瞳の中が、全く描かれてなくて。
ほんわかを表現するようなトーンも除去され。
何より。
先生が、佐原くんに向ける優しい眼差しが‥。
何だか少々冷たく描かれているような‥?
いないような‥?

佐原くんに触れると余裕無くなっちゃうけど、でもなんか癒されて安心している先生。

あれがこの作品の最大の魅力じゃないのか?( º言º)

まあ。
その雑誌さんが求めているモノは、それぞれ違うでしょうから。

これが『CIEL』さんと『Qpa』さんの違いなんでしょうけど。
それだけなんでしょうけど。
(性的描写も、がっつり加筆だし笑)

先生の魅力が
『無愛想な男性が見せる可愛い一面』
と言うより
『自分にドキドキしている子が可愛くて、意地悪しちゃう大人(子供?笑)』
みたいな感じになってます。

お話の筋は変わってないのに。
表情とかセリフを加筆修正しただけで、こんな風に変わるんだと驚愕しました。

一番好きなシーンだったのが。




だったんですけどね。
これが




こうなってしまったわけです。

これこそ、デジタルの素晴らしいとこで。
見事なまでに目·鼻·口だけ修正しているんですが。

「好きっていってくんないの?」
と。
佐原くんにだけ見せる、甘えた一面。
ちゃんとした言葉を言ってくれない淋しさをあらわにしていて。

目線は一見、佐原くんを見つめているようどけど。
彼を触っていたくて仕方ない手が。
彼の髪を弄っているのを見つめているようで。

これは何だろう?
照れ隠しかな?
みたいな、読者があれこれ考察してしまうような。

ホントに大好きなコマだったんですが。

瞳の中を描かないだけで、それが全く無くなってますよね( ;∀;)

『テンカウント』のように、それが分からないのが魅力みたいな作品であれば良いのだと思いますが。

『オマエは羊。』は、そーゆー感じの作品ではないと思うんですよね(›´ω`‹ )

前述しましたように、セリフも。

「あのとき
幸せにしたいって
言ったの…」
「本気だよ」
と言う佐原くんに。

「あぁ……」
とだけ言って抱きしめる先生。

って言う場面が。
佐原くんのセリフのあと。

先生が
「すでに幸せ
なんだけど」
と言って抱きしめるように変わってて。

なんか!!
『幸せ』とか、口に出しちゃうキャラじゃないと思うんだけど!!
先生って!!!!
とか思っちゃって(^_^;)

勿論、言いたいけど。
敢えて言うのも照れくさいし。
それよりも佐原くんに触れたい。
抱きしめたい。
って思うのが先生なんじゃないのか!?
って感じでした。

すいません(^_^;)
好きな作品だと、勝手に色々膨らませて読んでしまって(^_^;)

好きな感じのBLが、もう殆ど絶滅危惧種のようになってしまっている昨今なものですから笑

ちょっとうるさくなってます笑

とは言え。
日高 ショーコ先生の『憂鬱な朝』とか。
yoshi先生の『毒にもならないプロポーズ』とか。
年末に向けては。
晴山 日々子先生の『大型新人の教育係』とか。
大好きな先生の作品も順次発売されてます。

楽しみです!!!!!!!!(๑•̀ㅂ•́)و✧

晴山先生の作品は、電子書籍で拝読しましたが。
相変わらずの、どストライク!!!!!!♥

『憂鬱な朝』は、あの拗らせっぷりをコミック一冊分でどう完結させたのか?
考えただけでドキドキしてしまって。
実は未だに読んでません(^_^;)

ああ‥。
恥ずかしがり屋さんな、この世のものとは思えない美男子と。
彼をむちゃくちゃ甘やかしちゃうイケメンスパダリ。
この設定だけで良いから、こーゆーBL誰か描いて_( _´ω`)_ツライム