WARRIOR -唄い続ける侍ロマン- ① | Pourriture noble


私が宝塚歌劇から離れた時期、何をしていたかと言うと‥。

鈴井 貴之さんに。
TEAM NACSに。
嬉野 雅道さんに。
藤村 忠寿さんに。
どーーっぷりハマっておりました笑

暇を(無理矢理)見つけては北海道へ飛び、大泉 洋さんの縁の地等を巡っていました。

その為。
数えきれない程、北海道へ行ったと言うのに、殆ど札幌市から出た事が無いと言う‥笑

そんな、大好きなTEAM NACSの2012
年の作品。

勿論、観劇はしていません。
DVDも、購入はしていましたが‥ぶっちゃけ忘れてました。

て言うか、『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』も、DVD購入したまま放置していました(;^_^A

取り敢えず、興味がある方。
『WARRIOR-唄い続ける侍ロマン-』
を見ました。

大泉さんには申し訳ありませんが、やっぱりNACSは、森崎 博之さんが演出した作品が一番だと思います。

久し振りに彼らの作品を見ましたが、泥臭い演技•心を揺さぶられる叫び•一番イキイキしているお笑いの場面(♡´艸`)

健在でした✧*。

でも、びっくりしたのは、5人とも眼力が尋常じゃありません!!

以前はこんなんじゃなかったです。

5人とも役者として、良いお仕事を沢山して来たんだなと、感じました。

ずっと変わらないトコ。
変わったトコ。

どれも、素晴らしくて、魅力的で‥。
何だか嬉しくなっていましました✧*。




*柴田 勝家(森崎 博之さん)
やっぱり森崎さんはこういう感じのお役なんですね(;^_^A

いや、NACSの舞台では、それで良いと思います。
そうでなけりゃ笑

でも、やっぱり森崎さんが居ると安心出来ますよね✧*。

あの大きな体で大きく手を広げ、大きな口を開けて豪快に笑う。

凄く素敵なんです✧*。

でも、意外に体が弱いとことか笑
愛しいです(♡´艸`)

そんな森崎さん演じる柴田 勝家が絶命する場面。
ドキッとするほど鋭い瞳を見る事が出来ました。

舞台上では、完全に下を向いていたのですが、カメラさんはそんな森崎さんをしっかり逃さずに、アップで映して下さっています(o´罒`o)

このDVDのカメラワーク、とても素晴らしいです!!


*徳川 家康/又兵衛(安田 顕さん)
大好きな安田さんの、ホントの実力を見ような感じがしました。

『HONOR』でも、素晴らしい演技だと思っておりましたが、今回はホントに凄かった!!

家康の時。
将軍が持ち得る風格。
何と言っても、瞳に込められたら力が素晴らしく、以前の安田さんは、これ程ではないように思いました。

また、大半の台詞を小さい声で、口先でボソボソ喋るのですが、何故だかそれでもちゃんと聞こえるのが凄い!!

何故なんでしょ?(;^_^A
マイクの性能のお陰でしょうか?

声質は昔から、私好みないい声なんですが( ´艸`)

そして、この又兵衛が徳川 家康になるまでのプロセスが非常に丁寧に描かれていました。

それに沿って、また役者•安田 顕がいい演技をされるんです!!

さっきまで、威厳たっぷりの家康を演じていたのに、あっという間に、優しい絵師の又兵衛に。

もう、目が全く違う!!

恐怖を表出し、とにかく『生きたい』と震えながら逃げる又兵衛。

自分を守ろうと、沢山の人が命を落とした事にショックを受け、彼らを弔いたいと言う。

戦国の真っ只中、あまりにも繊細な気持ちの持ち主でした。

そんな彼が、築山と信康の処刑後、どんどん『家康』になっていく。

その変貌ぶりも見事でした。

しかし、その築山と信康を斬らなければならない場面。

非常に涙を誘うのですが、それまでの関わりが少し薄く感じました。

あれだけ又兵衛が、大切に思う経緯‥多少描かれていましたが、もう少し何か胸を打つエピソードが欲しかったです。

この築山役を演じられた女優さん。

凄く聡明さを感じる、凛とした美しさを持ったお方でした。

彼女の演技を考えると、築山は、一目見た時から家康が影とすり替わった事に、気付いていたんじゃないかなと思います。

涙をいっぱい目に溜めながら
「泣かないで」
と言うとこなんて、号泣モノでした( TДT)



この作品は、NACSの他にも、15人の役者さんがご出演されていました。

見る前は
『やっぱNACSの芝居は、5人で演るから良いんだと思うんだけど‥』
なんて思っていましたが、皆さん、NACSの『間』をしっかりご自分にも取り入れていらっしゃって、全く違和感を感じませんでした。

皆さん、素晴らしい役者さんでした♡*゜