何か映画をみたいな、と思って
アマプラチェックしていたら
「流浪の月」が出てきた。
何年か前に読んで
ものすごく心が痛かった作品。
あまりのしんどさに一気に観られなかった。
息ができない。
とてつもない何か、あるいはものすごくフラジャイルなものが
交錯する中、自分の魂のようなものがついて行かない。
今まで松坂桃李さんや広瀬すずちゃんには
全く興味がなかった。
朝ドラで見た程度。
でもここで見たお二人は、異次元だった。
感動するとか心を揺さぶられるとか
形容する言葉が全く思いつかない。
原作の行間にひしめいていたものが
見事に表現されていて
素晴らしい作品となっていた。
最近読んだ「正欲」にも共通するものがあり
なんだかまた都会で一人暮らす息子を想った。
ぜひ原作を読んで観てほしい。
文の喫茶店「calico」で本を読んでみたかったな。
calico は「更紗」。
散歩ギャラリー 静かな夕方