角質培養って知っていますか?わたしは恥ずかしながら、つい最近までまったく知りませんでした。顔中にできたニキビをなんとかしたくてネットでいろいろ検索していたときに出会った、この言葉。


過剰なケアによって薄くなった角質層を回復させる…というのが、このメソッドの主旨のようです。くわしくはコチラ クリック 左クリック


角質層が薄いと

角質層がもつ水分保持能力が低下する
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水分不足をフォローしようと皮脂が過剰分泌に
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肌が本来もっているバリア機能
(紫外線・物理的刺激などの外的因子防御)も低下
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乾燥・ニキビ・シミ・シワ…ありとあらゆる肌トラブルの原因に
下矢印
さらに新しく生まれた若い角質層を守りきれないので
正常なターンオーバーができなくなり、負のループに


などなど、じつに様々な肌トラブルに見舞われてしまうようなのです。


わたしは全く自覚がありませんでしたが、鼻の部分だけ(毛穴の黒ずみが気になって、十何年もこすりすぎた結果だと思います)キメが粗くテカテカに光る、いわゆるビニール肌という症状にそっくり。思い当たる節がたくさんあるので、ニキビの原因はこれかも?と思い昨年の11月頃からスキンケアに角質培養を取り入れてみることにしました。


わたしが実際にやってみた方法は…

■ 角質ケアアイテムは一切禁止。
■ とにかく肌をこすらないこと。
■ クレンジング・洗顔は極力優しく。
■ 朝は水洗顔のみ。
■ 保湿はしっかりと。
■ スキンケアはハンドプレスで丁寧に。コットン使用は控える。
■ メイクもなるべく肌に負担をかけない軽いものを。


だいたいこんな感じ。「とにかく洗わない!」とか「メイクはしない!」などという極端なメソッドを取り入れなかったので気持ちの面でもラクでしたし、目立った肌トラブルもおきませんでした。


その後角質培養を続けて2ヶ月ほど経った頃、はじめて利用するメーカーで肌診断を受けたのですが、それがほぼパーフェクトな結果に。キメもキレイに揃っていて、BAさんに褒められっぱなしでした。(もちろんお世辞もあったとは思いますが。)


でも、そこからさらに2ヶ月ほどたつと…今度は逆にひどく乾燥するようになってしまったのです。皮膚の上に乾燥した薄皮が1枚、ぴーんと貼っているような違和感。どんなに保湿力のある化粧水を使っても、シートマスクを連用しても乾燥はいっこうによくなりません。


こんな乾燥、いままで感じたことない…もうだめかもしれない…そう思っていた先週の中頃、頬のところに薄皮がめくれているのを発見。「これってうまく剥がれていない古い角質層が原因なのでは?」一度そういう考えが浮かぶと、居ても立ってもいられません。とうとう、半年近く封印していたセルフピーリング剤を使ってしまいました。


通常10分置くところを半分の5分にして、優しく優しく…できるだけ刺激を与えないように丁寧に洗い流した後はふっくらとしたぷるぷるのお肌に蘇っていました。あとに使う化粧水も、ぐんぐん肌に吸収されていく感覚。もうあの変なつっぱり感もありません。


あとで気になって角質培養のまとめサイトを再度見てみると、頻繁でなければ、ときどき角質ケアアイテムを取り入れても大丈夫なのだそう。(でも、シロウトにはその辺の加減がよくわからないんですけど。)


クローバー


結局、わたしには角質培養というメソッドが本当に正しいのかどうか、よくわかりません。よくわからないので、他の人に「やってみて!」と自信をもって薦められないしかといって効果がまったく実感できなかったわけでもないのです。


キメが粗くテカっていた鼻の肌質も少しずつよくなってきていますし、週に2回ほど角質ケアアイテムを取り入れていた頃よりはずっと肌状態はよくなっているので、これからも続けようと思います。


でも、月1回くらいは角質ケアを取り入れようかな。何事もやりすぎはよくないってことなのかもしれません。長々と書いてしまいましたが、現在角質培養実践中!という方へ少しでも役に立てたらいいなと思い、自分の経験をまとめてみました。


クローバー


【2010年12月追記】
この後、わたしが角質ケアアイテムに頼るほど、肌の不調を感じることはありませんでした。
最近では「角質培養を始めたばかりの頃で、ターンオーバーがうまくいかなかったのかな?」と考えています。
この後1年半に渡って角質培養を続けた結果を、コチラにまとめています。