季節外れが通例となりつつあるブログで、今回もまた失礼します
夜桜見物の画像を見返しつつ、若くして突然の病で旅立った友人の静かなる旅路を見送りたいと思います。
夜桜を見に、毎年のように訪れています。
今年はちょうど満開になったばかりで、散る前。風がなく穏やかな夜でした。
この日の数日前、病室から連絡をくれた友人。
「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と根拠のない言葉を繰り返しながら私は涙したけれど、
友人は自分のこととは思えないような落ち着きぶりで。
夜桜の写真を送ったけど。
返信はなかった。
お見舞いに行った日。
お互い良く利用するケーキ屋で、2つずつ買った。一緒に食べようと思って。
もう、全然食欲なくなってるなんて思わずに。
友人の家族が帰宅した後、横になる友人の背中をさすった。
「さっきはお母さんが足をさすってくれて気持ち良かった」って言ってたから。
小さい背中をさすると、うとうとし始めた友人。
「疲れちゃうでしょ」と気遣ってくれる。
いつだってそうだった。
自分のことなんて二の次。
だから、だから。。。
体調不良でも、頑張ったんだ。
頑張りすぎて、気付くのが遅れたんだ。
沢山のことを遺してくれた友人。
忘れない。私が忘れない限り、彼女は私の中に生き続ける。