YOSHIKI/佳樹 を読んで
なぜ私が、YOSHIKIの創る曲に魅了されるのか、この本を読んで改めて納得したような…。
怖ろしいまでの『死』への憧れと狂気。大好きだった父親の自殺が彼の心に落とした一生消えない傷。
この時期に受けた心の傷は、その人の人生に深く深く根差し、常につきまとう。
彼の持つ二面性は、二重人格の別の形に他ならないような気がする。
静と動
ピアノとドラム
ハードロックとクラシック
二つの相対する二面性が、混沌として混ざり合う世界。
それがYOSHIKIがプロデュースするXJAPANにより表現され、絶大な人気をはくした。
破滅に向かって、今を生きる。
頚椎を損傷し、これ以上無理をしたら、一生ドラムを叩くことは出来ないと医師に告げられても、常に全力投球しないと気が済まない。
自分が完璧である以上、他のメンバーにも完璧な演奏を強いる。
妥協は絶対に許さない。
いろんな衝突や対立が常にあったバンドとして有名だけど、世間の偏見や批評にもけして負けることなく信じる道を貫いた姿は、成功への階段を駆け上がり、既存の概念にとらわれないバンドして、やがて世間にも認められていく。
そんな中での、幼い頃から同じ道を共に歩んできたメンバーの脱退。
一番心を許したメンバーの突然の死。
どれほど傷つきやすい彼の心を打ちのめしただろうか。
メンタルな面で、健康とはいえない彼は二度と立ち上がれないんじゃないかと思うほどボロボロになる。
うーん、このあたりが私のメンタルな弱さと重なる。彼の傷ついた心に私の心が共鳴して、涙が止まらなかった。
