待ちに待った
クンツェ&リーヴァイの世界 3rdSeason
先日、堪能してきた。
涼風真世さま、素晴らし過ぎた… 終演後はこの言葉しかなかった。
席は前から3列めのど真ん中。
自分への記録。覚えてるとこだけ。
▶ ︎エリザベート トート
短い時間だったけど。もっと長く聴きたかった。 シシイは花總さん。もう完璧。
見られるなんて思いもしなかった。闇が広がるを聞く度に想像してたけど(笑)
かなめさんトートは黒髪ロング、映像で見たトップ時代の低音がより深みを増したような。
第一声から男の色気満載のクールな低音でシシイを誘う。
静寂から激しくシャウトしながら、ダンスも深く重くその動きにトートの闇が表現されて。
もう釘付け。。。 ドライな色気。 もうこれを聞けただけで行ったかいがある。
▶レベッカ ダウンヴァース婦人
レベッカに対して母性とは違う同性愛的な感情を含ませた色気。
力強さと切なさに満ちた艶っぽい色気。
▶︎モーツァルト 星から降る金
この歌は今まで聴いた中で1番可愛らしかった。 今までのイメージだと女神。
大きな深い愛で包む、ふわっとした中にも力強い母性に感じてたんだけど。
今回は すごくチャーミングな妖精。ふんわりした色気。
▶︎エリザベート マダムヴォルフ
もうこれも最高に似合ってた!似合わないわけないけど。
娼婦の館のマダム。ど迫力のドスのきいたシャウトと低音にウィンク。
これにやられてしまい、仕留められた獲物な顔して私は見てた… はず。
男を誘う女の色気。落とされました。。。はい(笑)
トートとは真逆の低音と色気。
▶ ︎エリザベート シシイ(夜のボート)
叶わぬ想い断ち切るようなあきらめたような凛とした色気。
深い深い悲しみが伝わってくる。
愛があるからすべてがOKになるわけではない。
胸がいっぱいになってしまった。 ただの幻想的に綺麗な情景ではなくて。
何度も書いているけど、歌が上手いだけじゃないだよね。
プロとしてミュージカルなどに出てる人はみんな上手いもん。 表現者として素晴らしさ。
ハートチャクラ全開で沁みてくる。
今回ものすごく感じたのは『色気』 それぞれの歌の『色気』。
全部違う『色気』の表現。
こうやって、『色気』という視点で書いてると、これ1人の人間がみんな持ってるよね。
彼女は衣装からウィッグの見た目、歌い方、声の音色、身体の使い方などなど全部緻密に計算して、
涼風真世というフィルターを通して再構築されたものが、外部要因の共演者、演奏、照明、観客と
融合して創られたものを私たち見る側が感じてるのよね。
決して単純な感情剥き出しの表現じゃないの。
役に乗り移っているんだけど、冷静にフィルターを通してる。そういうとこも大好き。
メタ認知能力の高い方なんだろうなあ。
そして、どんなお役でも品格がある。
そんなことを強く思った。
私、クンツェ&リーヴァイのミュージカルをちゃんと見たことない。
だけど、彼女の歌を聞くと彼女が演じているキャラクターの感情が伝わってくる。
説明もあらすじもいらん(笑)
ダイレクトに入ってくる。
最初に自分の感情に訴えかけてくるのではなく、そこを超えた所に流れ込んでくる感じ。
歌詞を超えてとこから感じる。
彼女が前に現れた瞬間からわーっと流れ込んでくる。
だから、言葉を聞く前に涙があふれてきたり。
『涼風真世 ひとりエリザベート』出来るのではないかと、妄想する今日この頃(笑)
もう1回分チケット取ればよかったと後悔。
素晴らしい時間をありがとう。
他の方もみんな素晴らしかったのよ。
花總まりさん、城田優君、小野田龍之介君、田代万里生君などなど、こんな素敵な
みなさんが勢ぞろいで圧倒されまくり。
あと、Youtubeでたまたま見つけてたLE VELVENTS。
ただ、涼風真世さま推しの私としては彼女に感激して追うだけで・・・
やっぱりもう1回見たかった(笑) ←しつこい!
去年、エリザベートチケット全滅でやさぐれた私に教えてあげたい。
最高の席で最高の表現がみれるよーって。
円盤が出ることをせつに願いつつ。。。
クンツェ&リーヴァイの5作品、見たいな。
円盤チェックしよっ。
秋の夜長の楽しみにしよう。