昔、学校の先生にデザイナーはジュエリーの造りを知らなくて良い・・・


という事を言われた事があります。


他に、何人かにも同じような事を言われた事があります。


そのような事を言う人達が口を揃えて、その理由を言っていました・・・


デザイナーが造りを知ってしまうと、斬新なアイデアが生まれなくなってしまうから・・・


物理的に技術的に考えてしまい、デザインが既製のアイデアで凝り固まってしまうから・・・


と・・・


その時は、「ふーん」という感じでした・・・


でもね・・・


本当ですかね・・・


造りを知らなくて良いというのは・・・


たぶん・・・


今はもう違うと思いますよ・・・


だって、僕の学校には現実にジュエリーデザイナーとして活躍している人達が通っています。


僕の学校のジュエリーデザイナーの人達は・・・


今、一生懸命造りを身につけようとしています・・・


いつも、真剣です。


自分で湯口をとらないと、どこにキャスト屋さんが湯口をつけるのかを知れません。


自分で磨いてみないと、磨きやすいところと、磨きにくいところ、磨けないところの違いがわかりません。


磨けないデザインと、磨けるデザインがジュエリーにはあるのです。


自分で一度でも石を留めてみないと、石が外れやすい、石が傷つきやすいなどのデザインの違いがわかりません。


何も、うまく磨けたり、うまく石留めができる必要はないかもしれませんが、一度でも理解しておく事は重要です。


今、少しだけ遠慮して書きましたが・・・


やっぱり書き直します。


うまくできた方がずっと、ずっと楽しみや可能性が広がります。


何が言いたいかというと・・・


デザイナーが造りを知らない方が、斬新なデザインが生まれるというのは今まではそうだったかも知れませんが、僕は違うと思っています。


少なくとも、僕の学校の生徒にはそうは教えません・・・


造りができる人が、デザインをする時代ですし・・・


デザインができる人が、造りをする時代だとも思っているからです。


ふと、そんな事を今日は書いてみました・・・


なんですかね・・・



先日、僕の奥さんの友達達がうちに遊びに来てくれた時のお話し・・・



僕は、前日徹夜だったので、お昼過ぎにおうちに着替えに戻ったら、



たくさんのベビーカーがうちの玄関に横付けされていました・・・



おぉ・・・



おそるおそる、うちにはいるとそこには、綺麗な奥さん達と赤ちゃん達がたくさんいました・・・



その赤ちゃん達に混ざって凌磨も必死に遊んでいました・・・



凌磨は、帰ってきた僕を見つけると、嬉しそうな顔をして僕によってきてくれます。



本当にかわいい・・・



1人のお母さんが、お父さんめがけてあんな顔をしてよってきてくれるなんて・・・



その子は、お父さんには近づいていかないそうです・・・



凌磨って、かわいい・・・



と思う反面、



世の中には子供と一緒の時間を過ごしたいけど、



忙しくて、子供に会えないお父さん達って沢山いるんだろうな・・・



どうしたら、少ない時間で子供に大好きって言わせられるお父さんになれるんでしょうね・・・



ちなみに、僕が小さい頃、父親の休みはとても豪華な料理が出てきた事と、その料理を張り切って父親が作ってくれた事が良い思い出でもあります・・・



たまたま、僕はこんな仕事をしている事と、奥さんの努力のおかげもあって凌磨とほんの少し過ごす時間が普通のお父さん達より多い気がします。



とはいえ、あんまりかまってられないのですが、なるべく、時間を見つけてだっこしてあげるように努力していますけどね・・・



子育ての本に書いてありました・・・



たくさんだっこしてあげたほうが良いと・・・



みんなも、お父さんを大好きにさせるアイデアがあったら教えて下さいね・・・



ちなみに、凌磨は先週の火曜日から歩き始めました。



はじめは、よちよちでしたが、もうすたすた歩いています。



子供の成長って本当に早いです・・・



どんな子になるのか楽しみです・・・


ジュエリーデザイナーというと、


一般的には宝石の魅力を引き出し斬新なデザインを提案する仕事・・・


と書いてありましたが・・・


今の時代、斬新なデザイン・・・


と言われて、斬新の定義を打ち出し、


それでいて本当に斬新であるモノを生み出す事は並大抵ではありません。


今の宝飾業界の現場ではアジアのローコストオペレーションから生み出される低価格ジュエリーや、


ヨーロッパのブランドジュエリーとしっかりと差別化をして、


お客様に指示される商品が提案できるかが重要になってきています。


正直、単純に価格という面で、アジアの低価格ジュエリーと戦って行く事は非常に困難ですし、


ヨーロッパのブランドの歴史から生み出される根拠のあるデザインを超えていく事も非常に難しいのが現実です。


ジュエリーデザイナーという仕事は、


単純に、宝石の魅力を引き出し、斬新なデザインを提案する・・・なんていう大雑把な話ではありません。


企画から販売まで全てを把握していかなくてはいけないのが必要とされるジュエリーデザイナーです。


当然、ジュエリーデザイナーだけでなく、


ジュエリークリエイターの人達も、


ただ作るだけではなく、ジュエリーデザイン、企画、プロモーション、販売、というように、必要な能力は多様化しています。


現実問題として新商品に対する需要というのは以前より高まっています。


大量生産から生み出されたジュエリーより、


多品種小ロットの時代に宝飾業界も完全に移行しつつあります。


という事は・・・ジュエリーデザイナーの重要は高まっているのが現実ですが・・・


今までのような、単純にジュエリーデザインしかできないデザイナーでは、高い評価が受けられないのが現実です。


どのようなデザイナーが必要とされているのでしょうか・・・


ただ、絵を描くデザイナーでは評価をしてもらえません。


まずは、お客様が反応してくれる企画がしっかりできる事。


これが、難しいんですけどね・・・


当然、ジュエリーデザインもしっかり描く事ができるのは当たり前。


更に、ジュエリーをしっかりと作る事ができるようになる事。


要は、1人1役ではなく、1人3役、4役と総合的な能力が求められる時代になってきているのです。


しかし、現行の教育システムでは、ジュエリーデザインとジュエリーメイキングは全く別の能力なので、それぞれの学習と、それぞれの時間と、それぞれの学費を必要としてしまっているのです。


両方を学べるという学校もありますが、


現実問題、別々の能力を半分ずつかじるような勉強ですぐに現場で活躍していける内容を教えているとは思えません・・・


僕は、宝飾業界の現場の声をみんなに聞かせたいと思っています。


そんなに派手ではないし、そんなに景気も良くもありません。


でも、素敵な業界である事には間違いがありません。


だって、あんな小さなモノに沢山の思いを込められるモノって少ないですよね・・・


そこで、少し宣伝みたいになってしまいますが、ラヴァーグからの提案です。


ジュエリーデザインとジュエリークリエイトを一気にトップレベルで学ぶ事ができるのが、ジュエリーCAD(キャド)なのです。


綺麗な直線、綺麗なカーブ、綺麗な甲丸リング、金属の質感、手で描いていくとなると、繰り返しの修行がかなりの時間必要です。


でも、CADならあっという間です。


また、完璧に左右対称のリングやペンダントを手作りする為には、かなりの技術と経験が必要とされます。


宝石がたくさん敷き詰められている、ポンテヴェッキオの人気リングをつくろうなんて思ったら、いったい何年修行したらできるんだろうという感じですが・・・


CADなら、あっという間です。


もちろん、CADさえできれば良いというモノではありませんが、今、宝飾業界は新しく生まれ変わろうという節目でもあります。


具体的に言うと、今までは、製造と販売が別々のモノとして位置づけられているケースが多かったのですが、


製造サイドも販売をする力を必要としていますし、販売サイドも自社で製造ができる能力を必要としているのです。


簡単に言うと、宝飾業界のモノの流通の仕組みが変わろうとしているのです。


お客様からの、注文をレスポンス良く返していく為には・・・


お客様からの、注文を高品質、納得のいく価格で提供していく為には・・・


他社をいくつもかませていく、従来の流通システムではいけないという事です。


僕らの学校では、技術だけではなく、


宝飾業界をしっかりとしてビジネスとして捕らえ何を身につけて行かなくてはいけないのかを、スタッフを通してみんなに伝えていきたいと思っています。


もし、店頭の販売員のスタッフが気軽にお客様の前でジュエリーをデザインできてしまったら・・・


もし、そのジュエリーをすぐに、正確に作る事ができてしまったら・・・


もし、いま活躍しているジュエリーデザイナーが、自分のデザインを正確にジュエリー原型をつくる事ができたら・・・


もし、原型を手作りでつくってきた職人さんが、もっと、もっと高いレベルの技術を簡単に手に入れる事ができたら・・・


もし、ばっかり並べてしまいましたが、僕は手作りの技術を持っている人や、手でデザインを描ける人が、新しい能力としてジュエリーCADの技術を身につける事をおすすめします。


もちろん、これから宝飾業界でデザイナーやクリエイターを目指す人達には、僕はこんな事をよく言います。


「しなくてもすむ苦労はしないほうがいい」


「できるだけスタート地点は高いほういい」


けっして楽をして良いという事ではありません。


宝飾業界で成功していく為には本当にたくさんの能力が必要なのですから、楽をして、成功できるような甘い業界ではないという事は、僕自身が身をもって感じていますから・・・