公認会計士を目指す人は多いのか?

「公認会計士」という職業はよく聞く。私が大学生だった頃は、TACやら資格の大原やらに通っている同級生が何人もいて、弁護士でもないのに、そんなに資格の勉強を頑張って何になるのか、と思っていた。
 
公認会計士の偉大さに気づき始めたのは、大学生の3年生の終わり頃。
 
多くの学生が就職活動に明け暮れ、ゼミの出席率も悪くなる。2週間ぶりに参加してみると、ダボついたのパーカーしか着ていなかった奴が、スーツでキメてたりする。
そんな中、公認会計士試験に合格していた同期は、ゼミ皆勤賞。
 
「暇なのか?」
 
と思う。そしたら、決まってこんな答えが返ってくる。
 
「俺、もう働いてるからさ。」
 
「は?」って感じである。いかにもスマートな感じで返してくるのが、余計に腹が立つ。こちらは給料をくれる会社を必死に探しているというのに・・・
 

試験に合格するだけでは、公認会計士になれない

難関試験として有名な公認会計士だが、試験に合格するだけでは不十分だという。
 
後に知ったことだが、公認会計士試験に合格後、2年間の業務補助と3年間の実務補習をパスすることで、公認会計士として認められるのだという。
 
先ほど紹介した同級生が学生時代から仕事をしていたのは、社会に出てからいち早く一人前の公認会計士として働くために、業務補助の先取りをしていたのだった。

公認会計士のメリットとデメリット

それにしても、どうして公認会計士を目指す人がこんなにも多いのだろうか。
 
それは、「給料が高いから」。
 
公認会計士としてしっかりと働けば、年収1000万は堅い。2000万近く稼ぐ人も多い。
また、キャリアも幅広い。監査法人で働き続ける以外は、独立、知見を活かしてコンサルや事業会社に転職したりと、何でもアリだ。
 
こちらは中堅監査法人の1つ、PwC京都監査法人の労働環境について紹介した記事で、メリットとデメリットが綺麗にまとめられている。
 
 
デメリットは勿論、「激務なこと」だ。
高給をもらう仕事は往々にしてそうだが、公認会計士も例外ではない。
 
企業の決算を監査するのが主な仕事ですが、やはり決算時期の忙しさは尋常ではないようだ。
 
不正会計を意図的に行っている企業は、長期間にわたって巧妙に会計内容を隠蔽しています。しかし、監査法人は数か月間でそれを監査し、監査意見を表明しなければなりません。
 
粉飾決算などに厳しい目が向けられる中、公認会計士の仕事はより難しくなっているそうだ。会計が複雑化すればするほど業務量は増えるので、ここは公認会計士も可哀想なところである。
 

公認会計士の就職先

大手の監査法人4社がメジャーな就職先だろう。
  • 新日本有限責任監査法人
  • 有限責任監査法人トーマツ
  • 有限責任あずさ監査法人
  • PwCあらた有限責任監査法人
それぞれ社風が異なるので、注意が必要だ。
特にあずさ監査法人は元気でキラキラした学生が多く就職しており、その後も監査法人でキャリアアップを目指す学生が多い。
 
それ以外にも中堅監査法人は堅実に過ごしたい人に向いている。さらには最初から個人事務所で勤めるという選択肢もあるが、知人の紹介等でない限り、最初は監査法人で多様な経験をした方が良いように思う。
 

まとめ

公認会計士を目指す学生は多く、メリット・デメリットがあることを紹介してきた。高給でまとまった休みが取りやすい一方、その働き方に賛否は分かれる。自分に合っているかどうか、OB訪問で見極めつつ、公認会計士を目指すと良いだろう。