1週間に亘るこの旅も漸く最終日。
今回の旅のきっかけとなった、喜多流大島能楽堂創建100周年記念能が12:30から始まりますので、午前中は福山城をぶらり。

お城は戦災で焼けてしまい、今あるのは市民の浄財により建てられたコンクリートのお城。
ただ、門が焼け残ってて、これが秀吉の伏見城が焼けた後に家康が建て直した伏見城から移築したもので、家康伏見城もやはり焼けて何も残っていないため、貴重な建物らしいです。

福山は薔薇の街でして、至る所に薔薇が植えられていました。

いい街だ

日本庭園や

洋館もあり、

何故かテニスコートもあって、更に美術館や

公園

などもある広々したこのエリア、ぜーんぶ福山城の敷地内。
山ではなく、平地のお城としてはかなり規模が大きくて有名だったらしいです。

お昼は福山名物、うずみを頂きました。
パッと見、ただの白ごはん。

この中に、様々な具が埋まってて、お出汁をかけて頂きます。
まずは薬味をのせて

半分くらい食べたら、梅干しを溶いて

具材はお店によって様々らしいですが大抵5種類くらい。でもこの魚勝さんでは、8種類(鯛、海老、南瓜、蓮根、人参、クワイ、銀杏)入れてあるそうで、それぞれを甘めに炊いて味付けしてあって、手が混んでます

お出汁は、通常いりこ出汁が多いところ、こちらは鰹と昆布の合わせ出汁。
お米も小粒ながら弾力のある、美味しいご飯で、大変満足しました

こんなに美味しいのに、うずみは一度忘れ去られた時期があって、最近復活させて地域の名物としていこうと運動が始まったところなのですって。

福山へお越しの際は是非うずみを食べてみてね