先週、悩みの真っ只中にいたけれど、細かいチェックの後 大分修正出来た模様
梅雨も明けた
ことだし、パワー全開でモリモリ頑張ろうっと
ここ最近、”呼吸”についてずっと考えていましたが、ハッと気付いたことがあります。腹式呼吸には”鼻呼吸”だと信じていて学生時代からずっと実践してきた訳なのですが｡｡｡頑なにやり過ぎてまして｡｡｡口からは少しも吸うまい
みたいな。。。故に、口を閉じよう、とする感覚が強すぎて（口を閉じておく事に力が入ったりしてた～
（笑））で、口は真一文字状態。凄～く不自然な呼吸になってしまっていたわけです。。。
もちろん、演技しながらの時はそんな感覚に拘っていられないので若干緩んでいましたが。。。
演奏会みたいに、一人でピアノの前に立って歌う時、特にこれから高音出します
、低音伸ばします、何ていう時に ”真一文字”は出てきます。。。はい、出てきてました。。。
どうしてそんなに”真一文字”の口にしたまま呼吸するようになったのかな～
と思い返したみたところ、学生時代、先生に「呼吸器官を鍛え、腹式の感覚をより強く掴むために、少しだけ意識して、鼻からだけで吸ってごらん」とアドバイスを受けてからのようです。。。実は、私は「馬鹿」がつくほど真面目なんです。先生の仰ることは絶対
みたいな”思い込み”がありましたから。。。先生にしてみたら、感覚を掴むまでの間、という意味で仰っていたであろうに。。。迷うことなく、「ガッチリ吸う、鼻から
」が身に沁みてしまう程、お稽古してしまったのです。上手くなりたい一心で。。。
”思い込み”や”癖”は怖い。よほど意識して直さないと、ちょこちょこ出てきます。そんな事に直面して、ひぇ～、恐ろしや～
と思いながら、先週は必死に自分を見直していたのです。
そういえば、昨夏イタリアでマエストラや指揮者にレッスンして頂いた時に「う～ん、歌えているんだけど、なんでかしら ちょっと変ねぇ。歯を喰いしばっているみたいに聴こえるのよねぇ」と嘆かれていたような。。。
そんなことで、まずは自分の”思い込み”をリセット、全部外してしまって、むしろ「やってはいけない
」と思っていたことを「やっても良い、大丈夫
」と許してあげる事にしました。 結果、余分な力が抜けて、鼻からだけでなく口からも少し息が入ってくるような状態になりました。解き放たれた感じです。良かれと思っていたことが逆に、パワーを抑え込んで
しまっていたようでした。
声楽を習い始めたばかりの高校生の頃、同じく音大受験者であの”東敦子先生
”に習っているコがいて「呼吸はね、鼻６：口４の割合で吸うんだって～、先生が仰っていたわ～」と得意げに話してくれたことがありましたっけ。。。Kちゃん、東先生、その意味やっと今分かりましたョ。。。
すぐに分かる人もいれば、何十年経ってやっと分かる人もいる。人それぞれ。でも、きっとその時がBESTなタイミングなんだろうなぁ。。。