on the ground
こんなに寒い季節に今日も色とりどりの花が咲いた
涙が溢れた
でも もしかしたら頬を伝ったのは
冷たく突き刺さる雨だったのかもしれない
かじかんだ冷たい氷のような手を差し出した
その先には
たくさんの たくさんの 鮮やかな世界があった
この2年半 咲かせるのは僕だと思って
ずっと追いかけていた
戦ってきた
でも 違った
僕は こんな人間でありたい
花を咲かせるのは僕じゃなくていい
荒れた大地に種を植え
知恵と精進により水をたゆまなく注ぐんだ
そして 最後に
温かな太陽の恵み
それはきっと自分がもたらすものじゃない
温かなそれは きっと
・・・
確信した
・・・
そこに咲いたキレイな色とりどりの花々は
涙で溢れた瞳が
世界に色を与えてくれる
凍てつく大地と枯れた木立が
涙で霞み色が重なり
ほんのひと時の間 色付いた世界を僕に見せてくれた
またひとつ大切なことを知った
最後に花を咲かせるのは自分じゃない
それがどれだけ尊く美しいことであるか
まだまだ先は長いけど
この景色と想いを僕は忘れない
・・・でも もう疲れた 笑・・・
TFR
★