8月16日 | アメブローク

アメブローク

★降り止まない雨はにゃい★
~僕の日常・旅行・ファッションのことなど綴っていきます~

ふと空を見上げてみたら...

 

 


『8月16日』
~should meet again~


久しぶに空を見上げてみた

今日この8月16日は日本人にとっては特別な日

そして

僕にとって去年から また特別な意味を持つ日になった



8月16日



僕たちは この日に火を灯す

こんな時代になって自分の庭でも火を焚くことすら

許されなくなってしまったけれど



そう お盆の送り火を焚く日

また来年 僕のオヤジが ジイちゃんが バアちゃんが

帰って来てくれることを願って



ご先祖さまたちは

8月13日キュウリの馬に乗って戻ってくる

8月16日ナスの牛に乗って帰っていく



空を見上げながら考えてみた

”僕は今何に乗っているのだろうか!?”



簡単なことだ

今年の3月に買った89の数字が刻まれた新しい車

残念ながら 金髪のキレイな女性の上じゃない

ははっ 笑



僕のブログを読んでくれてる人がいたら

そっと目を閉じて考えてみて欲しい



”今あなたは何に乗ってますか!?”



目を閉じながら考えてみて欲しい



”10年前あなたは何に乗ってたんだろう!?”



それじゃあ もう少しさかのぼってみてもらいたい



”20年前・・・30年前・・・40年前”




10年前

僕はちょっと今よりカッコイイ車に乗っていた


・・・


20年前

僕は自転車に乗っていたんだ

そう まだ車の免許は持っていなかった


・・・


30年前

僕は きっと

母親の背中に乗っていた

父親の大きな背中に乗っていた時間もあったと思う

おジイちゃんの少し痩せた背中の上に乗っていた日もあったと思う





僕は恵まれている

親の背中に乗ることが出来た

そして 時は流れ 今車に乗ることが出来る 笑



目尻の横に少しシワを重ねはしたケド

身長も180を超えた

自分の母親より大きくなったんだ



だから

今度は僕が彼女を背に乗せてあげなくちゃいけない

こんなことは いつでも心の片隅に思ってることだけど

親子ってなかなかうまく行かない

もう少しやさしくしてやらないと 笑



会ったことがない先祖さまに感謝をすることって

きっと こういうことだと思った

大酒飲みのスケベな とんでもない先祖さまも

いたかもしれない 笑

でも ”今の自分”を 自分の足元を見て

自分の親を見て

目には見えない世界に光を当ててみるんだ



僕には まだ子どもはいない

だから もう少し考えなくてはいけない

子どもがいる人は 親になった人は

僕なんかより もっと簡単に想像出来るんだろうナ

”今の自分”を通して 目には見えない世界を見ることが



もう一度目を閉じてみて欲しい

そして

思い出してみて欲しい

・・・今 10年前 20年前 30年前・・・



そして

そっと目を開いてみるんだ



”今 あなたの目の前には何が見えますか!?”



世界にはたくさんの人がいる

会いたい人がいても 会えない人がいる

あなたは ちゃんと会いたい人に

会えてますか!?



もう一度目を閉じて欲しい



”今 目を閉じたままで あなたが見えるものは何ですか!?”



そう 本当に大切なものは

目を閉じて あなたが見ることが出来るものなんだよ

僕は ずっとそう思ってる



本当に大切なものは 目には見えない

でも 僕たちは目を貰った 親からネ

だから その大切なものを

目に見えるものにしなくちゃいけない

僕は ずっとそう思ってる



すぐにカタチにしないのは理由があるから

見たい世界があったら僕は見に行く

会いたい人がいたら僕は会いに行く

触れたいものがあったら僕は触れに行く



・・・そっと 温めておきながら 時が来るまで そっと・・・



でも もう会えない人もいるんだ

亡くなってしまった人にだけは



僕は 日本人って素晴らしいと改めて思った

この国の先人たちが このお盆という期間を育んだきたこと



もうオヤジと会話は出来ないけれど

帰ってくるんだよ

そう 帰ってくるんだ



これが”オモイ”を”カタチ”にするということ

僕がずっと前から

そして

これから成し遂げて行きたいことなんだ



そして いつも 忘れないでいたい

この広い世界には

僕と同じ年傘であっても

30年前に乗っていたものが

母親の背中でも父親の背中でもない人がいるということを

乗るものがなかった人がいるということを



目を閉じて見える世界

目を開けて目の前に広がる世界を

知らない人もたくさんいるということを



僕は この日が特別な日になった

会いたかった人がいた

彼は僕のことを知らない

僕も彼のことは あまり知らない 笑

でも そんな彼が 彼のカケラが

今年 僕の元へやって来た



”ずっと”

僕がとっても大切にしているこの言葉を抱えながら



この日は1年に一度だけ

彼のことを僕も想ってみようと思った



should meet again

next year



今日はとってもあなたに会いたくなった

 



 
 

TFK