■4月第3次産業活動指数は前月比+2.2%、3カ月ぶり上昇=経産省
経済産業省が22日に発表した4月の第3次産業活動指数(季節調整済み、総合)は96.4(2005年平均=100.0)となり、前月比2.2%上昇となった。3カ月ぶりの上昇。
指数は昨年半ばから低下傾向が目立ち、3月は約9年ぶりの低水準をつけたが、4月は卸売業などの業種に持ち直しの動きがみられ、前月比では2005年基準で最大の上昇率となった。
上昇した業種は「卸売業、小売業」、「情報通信業」、「金融業、保険業」など。「卸売業、小売業」は、環境対応車の新車登録の増加で、自動車小売業が上昇したことなどを背景に前月比4.0%上昇と、2005年基準で最大の上昇となった。政府は6月の月例経済報告で、輸出や生産が持ち直していることなどから、基調判断を「景気は、厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる」に上方修正したが、「卸売業、小売業」の上昇について経産省幹部は、こうした持ち直しの動きを反映しているとした。
低下した業種は「学術研究、専門・技術サービス業」、「医療、福祉」、「学習支援業」、「複合サービス事業」だった。公共事業関連の需要による押し上げの反動減がみられた土木・建築サービス業や、テレビ広告の減少が響いた広告業、外国語や学習塾の需要が減少した学習支援業などが押し下げに寄与した。
経済産業省は、第3次産業活動指数の基準改定を行い、基準年をこれまでの2000年から2005年に変更した。同時に業種分類や採用系列、季節調整法の見直しも実施した。
(ロイター日本語ニュース 武田晃子記者)
出典:ロイター