■求人倍率、過去最低0．43倍＝失業率5．4％に悪化－6月
厚生労働省が31日発表した6月の有効求人倍率（季節調整値）は、前月を0．01ポイント下回る0．43倍で、5月に続き過去最低を更新した。求人倍率は2008年1月に1倍を割って以降、ほぼ一貫して悪化。このうち、正社員は0．24倍で、前年同月（0．53倍）の半分に満たなかった。
雇用の先行指標とされる新規求人数は前年同月比22．3％減。主要産業別に見ると、製造業48．3％減、情報通信業45．2％減、サービス業25．5％減など、3カ月連続で全11産業がマイナスになった。
一方、総務省が同日発表した労働力調査によると、6月の完全失業率（同）は5．4％で、前月比0．2ポイント上昇した。完全失業者数は前年同月比83万人増の348万人、就業者数は151万人減の6300万人だった。
出典：時事通信