大阪市都島区善源寺町 以前 ここに日本製紙(株)都島工場があった。もう、十数年も昔の話になるがここにも毎週配送に行っていた時期もあった。


正門前の桜が見事だったのを覚えている。


その工場があった場所には新しいマンションが建ち並び、昔の面影はもうない。


そんな中、善源寺町にある櫻宮御旅所に小さな神社があるのに気づいた。


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【楠玉神社】


真新しい銅板の由緒書をみると日本製紙(株)都島工場の守り神として工場内に祀られていた神社を、地域の人々の要望もあって工場閉鎖後にこちらに遷座したらしい。


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ここ、櫻宮御旅所には今となっては古木となった樟(クスノキ)のがそびえ立っている。
戦災によって枯死しているが、もとは樹齢1000年、周囲約12m、高さ約30mあって昭和初期に大阪府の天然記念物第1号に指定された樟だ。
「駒つなぎの樟」と呼ばれ、10世紀末に八幡大神を祀った際に源頼光が植えた樟に馬をつながせて参詣したという伝承がある。


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目立たないが実に歴史的な名所である。


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手水舎(ちょうずや)は櫻宮御旅所のモノ、コチラで手口を浄めて嫁さんとふたりで参拝。


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おみくじは100円、自販機式。これも櫻宮御旅所のモノか!?まぁ、楠玉神社のって事にしとこう(笑)


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第十三番 小吉


池水に かげはさやかに うつれども

手にとりがたき 冬の夜の月


水の中の月の目に見えて手に取り難いと同じように心苦しみ多く思うに任せぬ事引きつづき総て進みません 万事控え目に信神して時の来るのをまち身を守ること


<願望> 思うにまかせず目に見えて早くは出来ず

<待人> 来れど遅し

<失物> 身近 高い処

<旅行> 金銭の費多し慎め

<商売> 利益なく損あり

<学問> 基礎を見直し勉学せよ

<相場> 急ぐな待てば利あり

<争事> 勝がたし 言うな

<恋愛> 感情を押えよ

<転居> 動かぬがよし

<出産> 身を大切に取扱え
<病気> 医師をえらべ

<縁談> 口舌ありて心配する何も言わないで待ちなさい


うーん…ちょいと厳しめ!!大人しくしてよう。


あいらびゆ♪





〔参拝データ〕

【楠玉神社】(櫻宮御旅所)

<所在地>
大阪市都島区善源寺町1丁目11

<アクセス>
大阪市営地下鉄谷町線都島駅より徒歩10分

<祭神>
神乃子稲荷大神、楠玉龍神、八幡龍神、都島龍神、出雲大神。

<由緒>
日本製紙(株)都島工場、日本板紙(株)大阪工場の守り神で、平成12年の両工場の閉鎖に伴い、櫻宮御旅所の一角に、遷座。

<参拝日>
2015年1月31日(土)





〔2015-01-31 14:26:10〕