体がなよなよしてる。柔らかい。
なにもしてない体だ。
気が付けば、波乗りからは程遠い生活をしてる。
いつの間にか、自分でそれを望んで。
サーフィンはかなり体全体を使うスポーツだと思う。
上半身も下半身もすべて無駄なく使う気がする。
だから波乗りから離れると、波乗りによって作り上げた体を維持するのは難しい。
一昨年、サーフィンした時間はトータルしても3ヶ月ないと思う。
そして、去年波乗りをした時間はたった一ヶ月半。毎日したけど回数にしたら40回ちょっと。
きっと日本のサラリーマンサーファーより少ない数。
そして一ヶ月半のバケーションの後、さらに七ヶ月と言う時間を僕は海から離れたところで送った。
もう波乗りは僕の人生の中にはない。昔の思い出に変わり果ててしまった。
昔、波乗りは僕の人生だった。
波乗りだけ調子よければすべて良かった。24の終わりまで波乗り以外のことをなにもしなかった。本当にそれが人生の全てだったんだ。
チューブが抜けられればそれが何よりも素敵なドラッグで、浜にいる人達に目立っていれば、それが僕の世界だった。
誰よりも恰好いいと思う人間は、誰よりもデカイ波に突っ込める人間の事。なぜなら自分はデカイ波が怖いから。怖くて怖くて仕方ない、だから僕のビビるデカイ波に平気で突っ込める人達に憧れた。
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