オゾンは、ドイツの学者シェーンバインが発見してから有効利用が研究され、日本にもオゾン学会が発足され、多くの学者、医師、優良企業が参加して運営されています。

社長はオゾン学会について、世界が違う!と苦笑いをしていました。どうしてだったのでしょう?突然、オゾン学会に参加するから、と言うのです。エーッ、私もですか?だめですよ。金髪ですし、こんな感じは絶対にアウトですぅ~。私の頭の中には、校長先生とか、医者とか、注射器を持って仁王立ちした人達が100人位…アアーダメダ。しかも続けて社長は、このように決めてました。学会で、ラテスパのデモを発表する!と簡単に、笑顔でドヤ顔です。正気の沙汰とは思えませんでした。決めたら必ずやるのが、我が社長です。

 

当日は来ました。ワッショイはおまじないです。やるっきゃないのです。「いつものようでいいからね」社長は他の人との対応に忙しくしていて、そのように言うと、私は時を待つしかありませんでした。

一番偉い理事先生が会議室で、そこに置いてある会議用テーブル2台を合わせ、シーツ1枚敷いた上で、ラテスパ体験モデルになりました。いつものスティックの泡立ては、女性よりも反響があって、コネコネ、ラテが出来てゆくまでに、席に座っている人は殆どいなくなって前の方へ集まって覗き込むように、駄菓子屋で飴を選んでいる子供のようです。

私はすっかり調子に乗って、いつものダジャレも言いながら、学会である事を忘れさせてくれるほど、学びを極めたジェントルマン達は、街角のピエロにさえ喝采を送ることを忘れませんでした。

体験が済んで、にわかベッドから起き上がると理事先生は頬に手を当て微笑んで、エピローグは”わたしキレイ?”

会場中がスタンディングオベーション。沢山の学会で発表してきている先生達の常識のエンディングに、感極まる思いを受けました。参加していた院長先生方からのオファーをいただき、その日から社長のスケジュール帳には病院ばかりがメモされました。

 

社長は、泥んこ道では泥んこ用のブーツを履いて行こうと言います。少し道が舗装されると、ヒールが似合うと褒めてきます。歩き疲れたと座り込むと、もう少しでフライドチキンがある店に着くと。まるで学校に行きたくない子供を騙すように。私は、だから歩けました。

 

ある病院長のご自宅の応接間で、人生最高のアドバイスをいただきました。

「君はね、せっかく左脳を使わず、しかも空っぽで生まれて、生かされてきたのだから

これからもずっと君の心で感じた事、見えたものだけで歩いて行きなさい」

なんと言ったら良い気持ちでしょう。涙が自然に止まりません。