田園調布から歩いて7、8分。
通り沿いの奥まったマンションの一階に、ガラス張りの素敵なお店がこじんまりと並んでいました。
その中で今回お邪魔したのがこちら。
「L'Esace A レスパス・アー」
ご存知の方もいらっしゃいますよね。
あ・の・佐藤陽一さんの奥様が切り盛りしている、小さなレストランです。
ずーっとお友達から噂を聞いていて、ようやく訪問することができました。
ランチだけの営業だというので、ビストロのようなカジュアルさを想像していたんですが、
想像していたよりずっと落ち着いて洗練された空間。
陽一さんのお店、マキシヴァンともまったくカラーが違います。
料理長としてお店を切り盛りする奥様のお人柄なのでしょう。
とても穏やかでありながら、凛として体に染み入るような清涼感がお店に溢れています。
なんというか、空気に雑さがない。
メニューは月替わりで一コースのみ。
和・洋・エスニックと、料理のスタイルもいろいろなんだとか。
今回はちょうど和食のコースでした。
そしてもちろん、ワインは陽一セレクトがずらり。
いかにもこちらのお料理に寄り添ってくれそうな、とても透明感のあるグリュナーでございます。
ああ、昼間っからなんて贅沢なんでしょう!
そしてお料理は言わずもがな。
当然どれもこれもとても美味しい.。
なんだかずいぶん大雑把なことを言うなと思われるかもしれませんが、
この空気感で美味しい料理が出てこないわけがないんです。
だって、入った瞬間に流れている空気で、どれだけ丁寧な仕事をしてるお店かはすぐにわかるでしょう?
何度も言っていることですが、
丁寧に作ったもの、心を込めてきちんと作ったものは、必ずきちんと美味しいんです。
ここはまさに、そういうお料理を楽しむお店です。
厳選された器の美しさ、シンプルだけど気持ちの行き届いた店内、
そして、これは本当にいい意味で家庭らしさの残った料理。
肩ひじ張ってなくて威張ってなくて、そのぶん気持ちがしっかりこもっています。
ほっこりと心と体を癒してくれるようなお料理は、食べていて自然と元気が出てきます。
うん。こういうお店は、ほんとにいいですね。
ゆったりと笑顔で対応される奥様の雰囲気そのままに、時間の流れを忘れさせてくれるような場所。
それなのに、忘れちゃいけない仕事の時間が迫っていたのが本当に残念でした(涙)
今度はもう少しゆったりと、心地よい空間を満喫したいと思います♪