えーと、またまた時間が空いてしまいましたがあせる

チーズ講座の翌日は、三鷹サロンでのマリアージュ講座でした。


5月からしばらく、マリアージュ講座では「プロヴァンス」がテーマです。


プロヴァンスは、フランス修業時代に私が憧れて憧れて、

無理を承知で掛け合って、なんとか働かせてもらったレストランのある思い出の地。


その時に出会った料理を中心に、夏でも美味しく食べられるフレンチをご紹介したくて今回のテーマを決めました。


初回のメニューはこちら♪


*トマトのタルタル コリアンダー風味


Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~


これは、私が働いていたレストランのスペシャリテで、まさに思い出の一皿。

旬を迎えたトマトの旨味と、コリアンダーの甘い香りが本当によく合います。


パルメザンチーズをアクセントに、あとはシンプルにオリーヴオイルを添えるだけ。

トマトの味がダイレクトに伝わる、この季節ならではの一皿です。


ワインはなんと、ぐーんと北に北上してアルザスへ。

ビオディナミの巨匠、クライデンヴァイスのリースリングです。


きりりとした酸味に加え、甘やかな香りと複雑に折り重なるようなボディがあり、

トマトの酸味や旨味とうまく調和してくれます。


ただし今回は、あまりにトマトの旨味が強すぎてやや負けぎみだったかなあせる



*フランス産仔牛肉のロティ アンチョビバターソース


Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~


アンチョビは南仏でもよく使う食材です。

バターと合わせてお肉のソースにするのは、とっても簡単で本当におススメ!


お教室では何度も塊でお肉を焼いているので、

今回のロティは全て生徒さんたちにお任せしてみちゃいましたが…


みてください、この見事な焼きあがり!ラブラブ!

ルポゼの時間もしっかりとって、きれいなロゼに仕上がりました~チョキ


この優しいお肉料理に合わせたワインは、メイドインジャパン♪

北海道・山崎ワイナリーのメルローです。


穏やかなタンニンとまるい果実味、そしてほのかに感じられるきりりとしたニュアンスが、

アンチョビバターの優しい味わいにぴったりでしたラブラブ



そして最後はチーズで〆。


Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~

プロヴァンスの代表的なチーズ『バノン』と、

コルシカのチーズ『ブラン・デュ・マキ』です。


Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~

季節のチェリーの軽いコンポートを添えて、

迎賓館さながらに、〆シャンでマリアージュしました~音譜


今回のシャンパーニュは、こちらもビオディナミの作り手、エリック=シュレイバーさんのブリュット。

これがまた、あまりの個性に会場内騒然!だったぐらいの面白い味わい。


高い酵母のニュアンスとシャリシャリっとした果実味は、シャンパーニュの常識を破ります。

個人的には、とても好き。

仕事熱心で愉快なシュレイバー親子の笑顔が浮かぶようですニコニコ


というわけで、今回のワインたちはこちらキラキラ


Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~


またまたプロヴァンスとは何の関係もなく、

思いっきりひねったワインをお出ししてしまいましたがにひひ



ま、それがマリアージュのおもしろさでもあるわけで。


そのうちポロっと本場プロヴァンスのワインが混ざることがあるかもしれませんよ~音譜