月曜日は、朝日カルチャーセンターでのワイン講座でした。

先月はインフルエンザで休校にしてしまったので、2か月ぶりあせる


Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~

朝日カルチャーでの講座はかれこれ6年めになりますが、

今期(1,2,3月)は『基礎編』ということで、新しくご参加くださった方がほとんどです。


最初にみなさんにお話ししたのは、

ワインは「みんなちがってみんないい」ということ。


これは、同じく朝日カルチャーでワイン講座の講師をされていた故小林先生が大好きだった言葉でもあります。


先生にお会いした時、私も大好きなこの金子みすゞの詩を、

「僕も大好きなんです」とフランス語に訳して名刺に記載していらっしゃったのがとても印象的で。

ああ、こんな価値観を持ってワインを教えている方もいるんだと、とてもうれしく、心強く感じたものです。


「みんなちがって みんないい」


この言葉を一人でも多くの生徒さんに伝えることが、

早すぎる小林先生のご逝去に対する、私なりの供養だと思っています。



そして今回は、テイスティングもちょっぴり変わったスタイルで実施しました。


概略的なテイスティング方法を説明したうえで、香りについてはあえて具体的な用語を使わず、

自由に発想を膨らませてもらいます。私からのコメントは最小限です。

味わいは表現しにくいので、まずはチャート式で。こちらも、感じたままを記入してもらうようにしました。


生徒さん達が自分の言葉で書くテイスティングシートの目的は、先生のコメントを移すことではなく、

「家に帰って読んだ時に、飲んだワインのイメージが自分で思い出せるように」書くこと。


ワインの味わいを言葉として記憶に残すことで、自分の好みを見つけていってほしいからです。


もちろん、コメントに正誤はありません。

そうなると一気に個性的なコメントが飛び交うようになるのですが、みなさんの想像力の豊かさには私も脱帽!

とってもとっても楽しい時間でした(笑)



来月は赤ワインのテイスティング。

それぞれのいいところを探しつつ、ワインを囲む楽しい時間を過ごしてもらえたらいいなと思います。