かれこれ5年以上続けているカルチャーセンターでのワイン講座ですが、
7月期は「食材とワインのマリアージュ」について講座を行っています。
7月は、料理のもととなるソースとワインとの相性について。
トマトソース、マヨネーズ、ドレッシング、カレーなど、いろいろな要素をもつソースを用意して、
どんなタイプのワインが合うのか?を検証しました。
この場合のマリアージュはあまりピンポイントなものではなく、
おおざっぱにワインのタイプと食材とのバランスを実感してもらうもの。
なので、ワインも大まかなタイプに分けてリストアップ。
白ワインなら、甘みのあるもの、さっぱりしたもの、クリーミーなもの、
赤ワインなら、軽くてフルーティーなもの、どっしりとタンニンが豊富なもの…といった具合です。
ソースに焦点を当ててのマリアージュは試したことのない方も多いので、
意外な発見があったのではないでしょうか
8月からは、季節の食材を使ってのマリアージュです。
季節を代表する食材のほかにチーズも一種用意して、チーズとワインのマリアージュについても少しずつご紹介しています。
今回は、えだまめ、赤ピーマン、ウナギのかば焼き、さらにはゴーヤーなども登場
写真のワインと合わせながら、いろんな相性を探っていきました。
さあ、みなさんはどの食材にどのワインを合わせますか?
実際に試してみると、セオリーどおりのものもあれば、予想外の相性の良さもあり。
個人的な好みの差はありますが、どんな場合でも「力のバランス」が大切なことがよくわかります。
ただ、食材のみ、ソースのみではどうしても断片的な印象になりますね。
やっぱり料理として完成された一皿があって、
その中のいろいろな要素をワインと合わせながら楽しむのがマリアージュの醍醐味なんだなあと実感しました。
カルチャーセンターの教室では少々無理のある内容ですが、
少しでもその醍醐味を伝えられるように、さらに工夫を凝らしていきたいと思います