BOOK OFFで見つけて買ってみた本です。

Pour la Table Douce ~ワインのある食卓~


味覚の感じ方については、以前からとても興味があったので、

何か新たな理解につながるかな?と思って読んでみました。


が。

うーん。。むっ


結論から言うと、全然物足りない。

ワイドショーレベルのところで全ての項目が終わってしまっていて、

…で、具体的にはどうなの?っていう不完全燃焼感だけが残ってしまいました。


中国にも「旨み」に相当する単語がある、とか、

硬水を常に飲んでいるヨーロッパ人には「金属味」という味覚がある、とか、

脂の美味しさについてはまだ解明されていない、っていうこととか、


そのあたりはなるほど~と思ったんですけどね。


特に「金属味」については、ワインの表現などでも似たようなニュアンスをよく使いますが、

日本人では理解できない人のほうが多いんだそうです。


私なんかは、「カネっ気」とか「鉄っぽさ」っていう言葉を使うことがあるんですが、

それがこの「金属味」ってことなんだろうなあと。


でも、これについてももっと踏み込んだ内容が欲しかった。


いろいろな基礎知識をおおざっぱにうまくまとめているとは思うのですが、

私が知りたかった情報とは違いました。


むしろ巻末の「参考文献」を片っ端から読んだほうがおもしろいかも。


味覚に関しては、まだまだわかっていない部分も多いようなので、

今後の研究にも期待したいと思いますキラキラ