何年前だったか忘れましたが、

一時期のお気に入りで、講座などでも何度か使っていたワインがあります。


ベルジュラック地区で作られる、メルロー100%の赤ワイン。


そのドメーヌの特別キュヴェで、なめらかなタンニンと濃縮した果実味があり、

一口飲んで「うん、美味しい♪」と思えるようなワインだったと記憶してます。


先日、業者さんのリストでそのワインを見つけて、久しぶりに購入してみました。


相変わらずの濃縮感と、適度に柔らかなタンニン。

うん、確かに美味しい♪


・・・が、

なんとなくしっくりこない。。ガーン


パワーが強すぎて、あるべきものが見えなくなっちゃってるような印象。

ワインの自己主張に押されて、私のほうがパワー負けしちゃってる感じなのです。


晩酌ワインに開けたのに、なんだか全然進まない汗


おかしいなぁ~ショック!


でもこれってきっとワインのせいではなくて、

自分の中での好みが変わってきたからだと思うのです。


「美味しい」っていうのは個人の感覚ですから、

その時の好みとか体調とか気分とか、それまでの知識とか経験とか、

そういういろんなものに影響されるのが当たり前なんですよね。


わかっていたつもりですが、

自分自身の中でも、時間の経過でこんなに感覚が変わっていたなんて驚きです。


もう少し自分の中の変化を理解できていれば、

この子だってもっと美味しく飲めるタイミングで開けてあげられただろうに。

うう、ごめんねしょぼん

まだまだ修行が足りないなあと

テンションが一気にガタ落ちした週半ばの夜でしたDASH!