ちょっと片付けをしていたら、ずいぶん前に購入した漫画が出てきました。
（たぶんお客様に貸したんだろうと思います
）「きょうの猫村さん」ほしよりこ著
いわずと知れた大人気漫画です。
猫なんだけど、やり手の家政婦「猫村ねこ」
その猫村さんが勤めるお屋敷の人々や
家政婦紹介所「村田家政婦」の人々との
日常を描いたなんとものんびりした漫画です。
そんな中で、猫村さんは時々はっとすることを言います。
猫村さんの勤める犬神家の奥様は
美容整形とおしゃれにしか目の向かない
ちょっと心の冷たそうな奥様です。
ある日奥様が疲れてソファで横になっていると
猫村さんが奥様に「マッサージをしましょうか？」
と提案します。
猫村さんのマッサージは「村田家政婦」の皆さんに人気なのです。
「あら、じゃあお願いしようかしら」
という奥様に、猫村さんは床にシートを引いてうつ伏せになってくださいと
お願いします。
「えっ・・床に寝っころがるの？」
と戸惑う奥様に、猫村さんはテキパキと
たかし坊ちゃんの高校時代の体操着を手渡します。
「よそ行きのお召し物だったら、つめがひっかかっちゃうし
村田家政婦ではパジャマでするんですの。」
ちょっと恥ずかしそうにうつ伏せになった奥様に
猫村さんは言います。
「さ～奥様、楽ぅ～になさってね
ご自分からほぐれたいんだって気持ちに
なって下さいね～」
このセリフにぐっと来ました。
おお・・。
猫村さん、それです。
それがマッサージを受けるときに必要なコトです！
「自分からほぐれたいんだって気持ち」
って一見すると当たり前のようですが
なかなか出来ないことだったりします。
ラシュクレのマソテラピ（全身のマッサージ）は90分
お時間を頂いて全身をオイルでほぐして流していきます。
マッサージをしながら、こり方を探ったり呼吸を合わせたり
お客様の「流れ」を見つけて体を緩めるのですが
「ほぐれよう」というより「負けるもんか」とガードに入っている方もいます。
無意識のことなんですが、ちょっとほぐれてみようかな～
と意識するだけで、筋肉の緊張はずいぶん変わるものです。
今度、マッサージを受けるときは
ちょっと猫村さんを思い出してください
「さ～奥様、楽ぅ～になさってね
ご自分からほぐれたいんだって気持ちに
なって下さいね～」