裏 聖 書
疑い続けた人は
自分が死んだことも疑っていた
だまし続けた人は
だまされ続けて生きているのだと思っていた
失敗し続けた人は
一歩前へ進むことができない
偽善者は
今日も愛の歌を唄う
何かを殺して食らうことを
残酷なんて言わないで
誰かを殺して
生きていることを理不尽だとは言わないで
この存在が罪なのだから
この存在が罰なのだから
魂は知っている
誰かをあざむいてでも生きていくことを
誰かを葬り去っても生きていくことを
きのうまでのことは
水に流しているから時も流れているんだよ
嘘つきはボク
笑いながら泣いて憎んでいる
みんなが並んで群がっているからボクも手を出す
訪れたサヨナラも認めない
死ぬほど辛いと言って生きてきた
眠れないと言って生きてきた
ありふれた幸せに満足なんかしてないんじゃないのか
今日も誰かを蹴落として食らっている
弱いものから手を差し伸べれば助かるのに
強いものから手当たりしだい
誰も信じるなと嘘つきが言う
汝
ここに書かれた否定を否定なさい










