再放送[新][字][S][デ]by最終回 -13ページ目

音楽は何を伝えるもの?

いままで扱ってきた音コレ(テーマジャンル)で11月のプロデュースイベント関連以降、挙げてきたヴォーカル物総集編です。



音楽は詩と音、そう認識してるアーティストは大勢います。アーティストがそうだから、リスナーもそう認識する。


そうじゃなくて、音楽は「音だけ」なんだ、それに気づいたひとは早くから洋楽に目覚めていきます。


洋楽すきなひとは基本的に、歌詞の意味などよくわからない状態で聴き始めます。歌詞カードにある和文をみて、なんとなく意味を解する。その後、英語知識が増えていくとともに、翻訳に違和感を覚えます。


歌詞をそのまま日本語にしても、いい曲にはならない。これは音の関係にあります。韻の問題も加味されるし、歌い手の表現力の乏しさも如実に現れます。


洋楽カバー曲は詞を変えてます。音数が合わないからです。しかしながら、なかなかヒット曲は生まれません。話題にはなるけど、売れない曲はたくさんあります。それは演奏されている音と声質がまったく合わないからで、カラオケレベルだからです。


音楽は音できまる。それは歌声も音のひとつだということです。


この認識でもう1度、音楽に触れてみると・・・・なぜそのアーティストがすきなのかが見えてきます。



私はラテン系の血が混じっているせいなのか、極端な「音耳」なので、歌詞にたいして感動したりすることがないです。正直、音とのバランスに合わない歌詞は全部いらないと思ってるくらいです。


どんないいこと言っていようが、詩じゃないんです。音楽なんです。


だから、そこには非常に厳しい意見になります。使い古された表現でもいいと思うので、徹底的に音にこだわってほしいです。


それを踏まえて、歌詞の意味を伝えるには、どうすればいいか?


綺麗に、はっきりと、わかりやすい表現で、歌えばいい。


でも、それって多くは、ことばを表面で受け止めてる効果なんです。

そこから「共感」する人も多くいれば「このアーティストは歌詞がすごい」となります。その仕組みがある。


これを大きくかんちがいしているアーティストもいます。詞に、共感できる部分も多いですけど


「だからなんなの?」となることば(表現)です。


それで歌唱力があると、よけいに重たくなってくる。さらに、テレビメディアで素をさらしてるとアーティストとして必要な「神秘性」が失われています。結果、支持層が確保・安定できません。その結果、「すきだけど歌を買ってまで聴きたいと思わない」という結論になっていきます。


そういうアーティストの特徴、それは自己の恋愛観・経験が前提で詞を伝えようとすること。そして歌い方が全部同じ。全部ストレート。ここを抜けだせないかぎりそのアーティストが求める大ヒットなどありえません。


私は「歌=音」と捉えているので(というかそういう耳なのです汗)歌詞を重視しません。だから、歌詞があるなら表現力(歌い方)で判断します。これって特別なことじゃなく、プロの世界では当たり前なんですけど、アイドルとタレントとアーティストがごっちゃごちゃな音楽業界ですから、間違って思いこんで才能が潰れてる人が多いんです。


オーディションでも「売れたらいい曲」扱いされるマスメディアもいけないんですけど、「歌手を目指しています」という方が、すきなアーティストに「(表現力のない)アイドル」をあげたら、その時点で「×」印がつけられます(一般人の場合)。違う売り(有名人とか、とびぬけたビジュアルがあるとか)があればカバーできますけど、基本的には難しい。


歌スタでも、そういうアーティスト志向の方をきちんと「表現力」で審査できる方もいれば、そうでない方もいます。でも、あの番組はまだまともなほーです。すくなくとも名前やビジュアルじゃなくて、「歌の表現力」を第一にしているから(ただし、「売り方が見えない」というコメントの場合、ビジュアルや歌い手の考えに影響してますけどね)。



曲作りでは、歌詞を重視しすぎて失敗する人も多すぎます。韻の関係も加味してです。

洋楽ってそのへん、かなり徹底してますから、聴きやすいんですよ。



だから、「歌詞を伝えたい」歌手を志向するなら、歌詞の表現と、歌い方の表現に意識を持って、つくらないとだめなんです。


「歌=音」 この意識がなさすぎるんです。「歌=詞(意味)」と囚われてる。これは邦楽が歌謡曲だから、ていうのが原因です。演歌も基調にありますね。


そして、売れている曲=カラオケで歌いたい曲、だから、歌詞の中身に共感をあたえるのが1番効果があります。歌謡曲は、音というよりも、ことばです。


ずーっとそういう流れがあって、いまさら変えることはできません。

でも、全部ではない。音にこだわるアーティストもいる。そこの部分を私はよく聴きます。


逆にいえば、それ以外は「評価外」です。マスコミがどんなキャッチコピーをつけよーが、どーでもいい。


あと経験ですよね。私が歌手トレ・オーディションを受けていたこともあります。


そして、特殊な耳。


なので「歌手」に対する心地良さのハードルってかなり高いです。

言い換えると枠が狭い、てなりますけどねあせる


前にも挙げた DOUBLEさんとか嶋野百恵さんは表現力が巧いから聴きやすいんです。洋楽だと、Brandy とか、やはりクラブR&B系が多いですね。バンド系ももちろん多くいます。


日本だとほかに、声優さんがうまい方多いですね。声で演じているからこそ、表現力が伴っていらっしゃるんだと思います。あとは妖精帝國 とか、陰陽座 とか、表現力がずば抜けてます。宇多田ヒカルさんもすごいですよね。それと・・・白井ヴィンセント さんですねにひひ黒幕先生のつくる音楽ってだれでもわかりやすい表現ですけど、それを詞にできて、多ジャンルを取り入れて表現しているところが「表現力」のすごさです。


で、私がさらに求めるのが「音と声の完全な融合 」で、これ、かなり少ないです。「歌詞の意味を伝える」とかのレベルじゃない、それを超えてる音楽です。ここにAcoさんや相対性理論カヒミカリィさんも含まれてきます。


でも、それをはるかにこえて「音」になってるアーティストの代表は・・・


DIR EN GREY・・・


洋楽含めてマリリンマンソン に匹敵する史上最高の「歌=音」バンドだと思います。マリリンマンソンとの共通点は「すべてを内包して壊した音楽を伝える」音楽で、DIRは特に、より「音」で表現するバンドです。 


「ことば」じゃなくて「音楽」を伝えている。

純粋に「音を楽しめ」ってところまで到達しちゃってる。