「やーい、うちうぢんやー!」
違う残念ながら違う。
父はともかく私は生まれは地球だ。
幼い頃よくいじめられた。
片親と言う状態もそれを後押ししていた。
母であった人物はまだ年端のいかないうちに別れてしまっていた。
やはり『国際結婚』はうまくいかないものなんだろうか。星間結婚?まあいいか。
今はほとんど一人暮らし、父はいったん「旅」に出るとしばらく帰って来ない。
恐らく地球に住んでる人類の中で、一番遠くまで出かけてるはずだ。
よく聞かされる。「あれは作り物だ。間近で見たら分かる」
何の事かと言えば、あのハッブル宇宙望遠鏡でとらえたと言う、極彩色の写真についてだ。
仕方ないじゃないですか。あなた以外誰が手ぶらでそれを見に行ける事か。
あれは去年の年末近くの事だか、この学校の入学試験の時、推薦入学だから日が早い。
「お父さまの噂はかねがねうかがってます。
唐突ですが、『仮にロボットが攻めてきたら、
倒せますか?』」
入試の面接での質問にしてはあまりにシュールだなと思った。半分ジョークだと思ってたら、まんざらウソではなかった。
ただ現時点において、いまだ私は敵ロボを1体も倒していないんだが。
あんな5体も(1体は未確定(笑))ロボットだかアンドロイドがいるなんて学級に入るとは
夢にも思わなかった。
つまり、最初から組まれてたんだこれは。
ロボットパーティに入れられてるのに私だけがロボじゃないのは、
万が一このロボットの一つが暴走したとしても、
私が処理出来るとの『番犬』みたいなもの。
「はぁはぁ、ま、またな、あの、例の猫娘と、一戦交えたわけよ。
ありゃ私にとっちゃ、犬猿の仲だねぇ」
そうね、あんたはいつも適当に暴れてるけど、
私の『世話』になるような事、ないようにね。
今さらあえて名乗らないわ、なんか下らないからね。