ノバルティスが不正に白血病薬の臨床研究に関わっていた件について

製薬大手ノバルティスの社員が白血病薬の臨床研究に関わり自社に有利なデータを販促に利用していた問題で社外調査委員会が報告を出した。「販売促進目的の会社の丸抱えだった」と厳しい結論を出しており不正によって失われた医療費を考えれば小保方さんの問題より大きい。

一方で社外調査委員会が「真っ黒だった」と認めたことは第三者による客観的な調査が機能していることも示している。それか、玉虫色の結論を出すと会社が大きな制裁を受けるリスクもあり認めてしまった方が良いという判断の結果でもあるかもしれない。

調査結果によると、医師が副作用の程度を評価して用紙に記入すべきところを、同社の営業担当社員が代わりに記入していた。評価を改ざんできる状況で、調査委は「薬事法違反になるおそれがあり、極めて不適切」と問題視。

http://apital.asahi.com/article/news/2014040200015.html