オリジナルサイトはレーザーワークス http://www.laserworks.jp です。
ハイパワー高密度レンズを使ったマーキング
今日が決して暇だった、ということではないのですが、続けてマーキング加工です。
データ作成の部分はオミットします。
通常は、レンズ1枚でLASERを集光するのですが
当社の場合は、集束レンズを複数使用する高密度レンズオプションがあります。
下のレンズが、ハイパワー高密度レンズです。
原理的には平行化コリメータと2枚の集束レンズを使用して、ビーム径を面積比でノーマルレンズの場合の1/4まで収束させます。ちなみにこのオプションは既に特許取得済みなので、他社類似製品にはありません。
これによって、ビームスポット径の理論値は25.4ミクロンになります。
このおかげで樹脂や木材などと違って反射係数の大きい金属へのマーキングや写真加工に有利なファインマーキングが可能になります。
(通常は、金属マーキングには波長の短いYAG-LASERを使用しますね)
これが、実際に行った加工です。相手はチップソーです。
加工中の映像をYouTube にアップロードしてあります。
お問い合わせはLASERWORKS
まで。
千社札(木札)の彫刻
今回は、LASERを使ったギフト系商品としては、人気のある千社札の彫刻加工です。
1.コーレルドローを使って、まずは札をセットするための治具のデータを作ります。
外側の黒線は、今回、治具として使用するアクリル板の大きさです。右側にある赤い枠が札の大きさになります。札の大きさをノギスで測るのですが、多少余裕を持たせたサイズにします。
2.赤枠の中に彫刻用のデータを作成します。赤枠に半円を上下に追加しましたが、これは加工が終わって札を治具から外すときに、指が入りやすいように作ったものです。黒い部分にLASERを当てますので、黒地に白文字というデータにすることで、浮き文字の加工になります。
3.完成したデータをLASERのコントロールソフトへ転送します。この画面は、ドライバの設定画面ではなく、既にデータ転送が完了してプレビューされたものです。
4.治具となるアクリル板です。
5.赤枠のデータだけを使って、まず治具を作り、出来上がった治具へ札をセットした状態です。
6.これが完成品。今回は当社ユーザー様から譲っていただいたヒノキの札です。柔らかい材料なので40秒で加工完了です。
加工中の映像をYouTube にアップロードしてあります。
お問い合わせはLASERWORKS まで。