



時は西暦612年。百済の武王(階伯 [ケベク] DVD)の第一妃で新羅の姫であるソンファと息子ウィジャが刺客に襲われる事件が起こる。ソンファ親子の護衛将軍であるムジンに命を救われるが、ソンファを寵愛している武王の怒りは収まらない。武王の第二妃、サテク妃は武王に「敵国の新羅の血が入った王子が百済の王になることを望む民はいない。新羅の血が入った混血の王子が後継者に任命されれば、刺客は益々二人を狙うでしょう」と警告。しかし、愛する長男ウィジャを後継者にしたい気持ちを捨てきれない武王を見て、サテク妃はソンファ王妃と王子ウィジャを暗殺し、その罪をケベクの父ムジンに被せる計画を企てる。ウィジャ王子は生き残ったが、ムジンは反逆者のまま行方不明になり、ムジンの妻は殺され、まだ幼い息子は自分の本当の身分も知らず、平民として育てられる。この幼い少年こそが後に百済の運命を背負って新羅の名将ユシンと死闘を繰り広げる百済の英雄、ケベク将軍であった。

