どんなに確認しても、思いがけないところでミスをしてしまうのが人間というものだ。AIに時々ミスをする機能をつけて人間に近づけようという考えもあるらしいし。

とはいえ、オリンピック旗の向きとか、韓国と北朝鮮の間違いとか、それはないだろう…と思っていた。

 

でも、先ほどのニュースで目を疑った。

南スーダンとスーダンの国歌を間違えた?

本当に?

それは、決してあってはならないミスだ。

すみませんでは済まない痛みを南スーダンの人々に与えたのではないか。

 

おまけに、日本にはスーダンと南スーダンが心ならずも分断されていると思っている人が少なからずいるようだ。

 

無知を責めはしない。この世の中、出来事が多すぎる。

ただ、無知で人を傷つけることも多い。

検索すれば数秒で概略にたどり着ける時代だ。

無知のままでいいとは思わないでほしい。

 

知識を更新しない大人は、恥をかいていることにさえ気づかない。

例えば、コロンブスが無条件に英雄と称えられることがなくなっていることを中高生はみんな知っている。ずいぶん前から、授業で当たり前に出てくることだ。

 

そんなこと今まで知らなかったというのはいい。

でも、そんなの誰も知らないよと開き直るのは恥ずかしいことだ。

知るきっかけに出会ったら、そのきっかけを大事にしたいし、してほしい。

 

無知も罪かもしれないけれど、無知のままでいいというのはもっと罪が重いと私は思う。