夏の夜は…皆何処に行くんだろう…仕事で走っているのは別にして、あてもなくただブラブラして夜通し走っていた。そして朝方夜明け前、ちょうど青紫から赤紫の世界に変わるとき、海を目指して走る…まだ、眠りから覚めない街を後にして砂浜へ降り立つ。寄せては消える波の音が何処か違う場所に連れて行ってくれる…