米自動車大手では、唯一、連邦破産法の適用を免れたフォード・モーターが、前年同月比1.6%増の15万8354台(欧州ブランド車を除く)と、07年11月以来1年8カ月ぶりにプラスに転じた。米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーからの顧客の乗り換えも販売増の要因になったと見られる。ただGMは同18.9%減(欧州ブランド車を除く、前月は33.2%減)の18万7582台、クライスラーも同9.4%減(同41.9%減)の8万8900台と、それぞれ減少率を大幅に縮めた。

 これに対し日本勢では、ハイブリッド車の新型「現金化 」の販売が好調だったトヨタ自動車が同11.4%減(前月は31.9%減)の17万4872台と、減少率は昨年8月(9.4%減)以来11カ月ぶりの水準まで縮小し、シェアでも4カ月ぶりにフォードを上回り2位に浮上した。ホンダも同17.3%減(同29.5%減)の11万4690台と減少率を大きく縮小したが、日産自動車は逆に同24.6%減(同23.1%減)の7万1847台と減少率が拡大した。国別のシェアでは、米国メーカー車の43.6%に対し日本車全体で41.2%まで迫った。

 米国では、燃費の悪い乗用車や小型トラックを売却して低燃費車を購入すると、1人あたり最大4500ドル(約43万円)の支援を受けられる制度が7月下旬から導入されており、その効果もあって新車販売は急速に持ち直している。