先進国医学は凄まじい勢いで進歩して平均寿命もガーンと伸びました。単なる生命活動の寿命だけが延びても意味はないですが日本人は日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる健康寿命もぐんぐん伸びて男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳であり、世界第一位です。なぜいきなり健康寿命の話題かといいますとまず、日本人で闘病を考える場合その対象は６５歳以上の高齢者特に７５歳以上の後期高齢者の問題である場合が多くその場合には乱暴に言えば高齢者のほぼ全員が直面するであろう脳障害、高血圧、その他生活習慣病などとの向き合い方が本当に人生を楽しめる寿命＝健康寿命の長さに大きく関わってくるからなのですね。例えば、６０歳で血糖値やＨｂＡ1c値が病的に高いと指摘された人つまりいわゆる治療が必要な糖尿病と診断された人の場合その後の高齢者としての人生は、本人の関わり方次第で非常に大きく変わってきます。
平凡な内科医がストレートに提案する中高年の健康
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978-1585623532