1月31日、令和5年度4月に本校に入学予定の63人の子どもたちの体験授業を行いました。この日は体育館で入学説明会を保護者に行い、平行して子どもたちは1年生の教室で学習しました。

 
 入学前に学校生活を少しでも感じてもらいたい。同じ1年生になる友達や先生と一緒に過ごして安心してもらいたい。そんな願いで、今年度から始めました。このことは学校だよりでも触れましたが、内容まではお伝えすることができませんでしたので、このブログでその活動の様子をお知らせしようと思います。
 
 担当教員で話し合い、体験授業を次のような活動にしました。
①鉛筆でいろいろな線を描く活動。入学後に鉛筆で文字を書く学習しますが、その前段階となる活動です。ワークシートには名前を書く欄を用意していました。すでに自分の名前は書けるという子も多くいるだろうと予想しましたが、まだ書けないという子のため、座席に一人一人の名前のお手本を貼っておきました。子どもたちは大変に落ち着いて丁寧に自分の名前を書いていて感心しました。また、直線やジグザグの線をやはり丁寧になぞって書きました。先生たちからも褒められて、皆うれしそうでした。
 
②折り紙遊び。具体的に何を折るかは担当教員が選びましたが、何にしようかかなり悩んでいました。子どもたちが分からない、できないと困ってしまうような場にするわけにはいきませんので、これならきっとできるだろうと思われる物、しかもできることなら子どもたちによく分かる馴染みのある物を考え、チューリップとどんぐりを折ることに落ち着きました。
 
 授業を終えて体育館に戻って来た子どもたちは作ったチューリップをうれしそうに手にしていました。担当した教員も開始前と違いプレッシャーから解き放たれたホッとした表情でした。
 
③読み聞かせ。図書ボランティアの皆さんによる読み聞かせを行いました。豪華3本立てプログラムを用意していただきました。
 
 まず「昔話クイズ」。2つの絵をヒントに、その昔話を言い当てるという内容でした。第1問のヒントは「鬼」でした。鬼の登場するお話はたくさんありますが、子どもたちは次々に手を挙げました。反応の速さにも驚きでしたが、きちんと手を挙げて答えようとする子どもたちに感心しました。この時点で正解もありましたが、第2ヒントの「桃」で、皆が「桃太郎」と分かりました。第2問のヒントは「亀」でした。「ウサギと亀」を私は一瞬想像したのですが、子どもたちのほとんどが「浦島太郎」という答えでした。第2ヒントはウサギではなく、玉手箱。子どもたちの正解でした。その後、「かぐや姫」「一寸法師」と続きましたが、子どもたちは意欲的でしたし、これまでに昔話に親しんできていることがよく分かりました。
 
 2本目はパネルシアター「かさこじぞう」のお話でした。ボランティアの方の読み語りが、しっとり心地よく、子どもたちは静かに聞き入っていました。
 
 3本目は絵本の読み語り。「動物の体重測定」でした。先ほどとは打って変わり、いろいろな動物が登場するたびに子どもたちから声が上がりました。
 三様の出し物それぞれに応じた反応が子どもたちからあり、ボランティアの皆さんの3本立てラインナップに感謝感激でした。
 
 後日、昔話クイズを担当された方から、「入学前の子どもたちに、読み聞かせができて、とてもうれしかったです。」と感想をお聞きしました。「多少、緊張もあったのでしょうが、きちんとお話を聞いてくれる子どもたちですね。」と。初めての試みでしたが、子どもたちだけでなく、ボランティアの皆さんにも喜んでいただけて良かったです。今後もこの体験授業は続けたいと思いました。
 
【校長:菅原】