まだ学生だった俺はほぼ毎日と言っていいほど
ビリヤードにはまっていた。
最初の頃は、ちょっと背伸びをした大人の遊びに
カッコつけているだけのところもあったかもしれないが
家から車で10分位の距離にあるプールバーに
通うようになっていた。
でも、毎日通っていたのも1年弱くらいなもんで
だんだんと仲間たちも集まらなくなり
少しずつビリヤードをやりにいく回数も減っていた。
そして、その1年後
俺たちが通っていたプールバーは閉鎖されてしまった。
それからは、友達とたまに遊びにいくときに
ビリヤードでもやりにいこうか!と
とても趣味とはいえない遊びの1つになっていった。
馴染みのプールバーは潰れてしまったから
ビリヤードをやりにいくときには
家からもうちょっとだけはなれたビリヤード場まで
足を運んだ。
数年すると、そのビリヤード場の1画に
ダーツ台が数台置かれるようになった
「ダーツなんかやる奴いるのかな?」
なんて仲間と話していたが、
あれよこれよと言う間に
3台あったダーツ台は6台も並ぶようになっていた。
俺たちの仲間の中にも
「マイダーツ買ったんだよ」
という奴が現れた。
なぜ、矢だけ3本買うのか意味がわからなかった。
「ボードがなきゃ投げられないじゃん」
ダーツって、コルクのボードを部屋の壁に取り付けて
家で遊ぶものだと思っていた。
その後、色んなところでダーツ台の置いてあるお店が
増えていくようになった。