眼瞼外反は珍しくない現象ですが、
多用な原因を持っていて、いろいろな形で現れます。
それで、手術の進行も目の状態によって変わります。
今日はいろいろ眼瞼外反の手術前後の写真を見ながら
話してみたいと思います。
NO.1
(手術前、手術後3か月目)
この患者様は小さい時に受けていた下眼瞼側の目の手術によって、
眼瞼外反ができて、20年近く生きていた方です。
普段充血と眼球乾燥、あるいは、
三白眼がひどくて、顔を見る時に、
印象が悪く見えることで、
矯正手術を多く悩みました。
本院での眼瞼外反手術を受けることによって、
悩んでいた部分を改善しました。
全体的に皮膚が垂れて、外反を矯正することもありましたが、
相対的に目の目頭より、目尻の外反がもっとひどかったために、
移植をする皮膚の形を目尻に
もっとポイントをおいてデザインをして、
上まぶたから皮膚を採収後、下眼瞼に移植しました。
下眼瞼の皮膚と一緒に筋肉も長い時間、垂れていて、
手術時、皮膚移植と一緒に垂れていた目の下側の筋肉を引っ張り、
目の外殻部分に固定して三白眼の矯正を極大化しました。
手術後3ヶ月目なので傷跡や肌の色などにより
移植した皮膚がまだ少し不自然に感じますが
後方に偏っていた三白眼がよく改善され、
上まぶたの皮膚を取って移植しながら、
一重目つき矯正手術も一緒に受けて
目つきまで、くっきりになりました。
NO.2
(手術前、手術後9日目、手術後6か月目)
一番上の写真とは違いますよね?
そうです。この写真は正面ではありません。
この方は正面ではよくわかりませんが、
このように顎を引いて、目を上から見る時に、
下眼瞼が眼球から離れているのを見ることができます。
このような角度から見ると、みんなそうではないかと思いがちですが、
一回やってみるとわかります。
そうであっても、
下眼瞼が眼球から離れることはありません。
目頭、目尻は大丈夫ですが、中心部が集中的に外反になったこの方は、
下眼瞼の皮膚を全体的に移植するだけではなく、
中央部を主に移植をして、採収する時に皮膚の細かいデザインが必要です!
二重ラインで必要な形に合わせて、皮膚を採収して、下まぶたに移植をして、
手術後9日目に抜糸をしました。
自然に下眼瞼外反がよく矯正されました。
NO.3
(手術前、手術後1年目)
この患者様は小さい時に先天性眼瞼内反(まぶたが内側に入る)
矯正手術を受けた方です。
年齢がとても若かったために、
全身麻酔をして、眼瞼内反手術を受けました。
全身麻酔手術で皮膚切除量の確認が難しく、
過度に切除した手術によって、眼瞼外反症状ができました。
症状は見えるように、下まつげの粘膜がひっくり返るように見えて、
下眼瞼の長さが短くなり、三白眼になりました。
これを矯正するために、上まぶたから、
皮膚を採収して、下まぶたに移植しました。
長い間、眼瞼外反現象が続けてきたために、
単純に皮膚移植だけではなく、また眼瞼外反が生じることもあり、
皮膚だけではなく、眼輪筋肉を移植する”複合組織移植”で
下眼瞼外反を矯正しました。
手術前とは違って、手術後1年目写真を見ると
上記で話しをした、三白眼のような眼瞼外反矯正が
よく矯正されました。
また、上と同じく複合組織移植で、
手術後、笑う時に筋肉総が中に入る涙袋ができて、
目がもっと活気があるように見えます。
NO.4
(手術前、手術後6か月目)
上の写真から手術前の写真を見ると
眼瞼外反がひどいと感じないことがあります。
しかし、下眼瞼ラインを見た時、粘膜が少しひっくり返っていて
左(写真上右)目は下眼瞼ライン前側が
滑らかではないように下がっているのを見ることができます。
このように外反している下眼瞼の状態を見ながら
移植する皮膚のデザインを両方が異なるようにしなければなりません。
右目は全体的にバランスよく皮膚移植をした反面
左目は全体的な移植において、
目頭皮膚の範囲をより広くデザインし
移植しました。
(手術前、手術後6か月目)
手術後6ヶ月目、
必要に応じて皮膚の広さや形を変えて移植した
眼瞼外反矯正手術で良い結果を得ました。
この方の特徴は上眼瞼皮膚の余裕がなく
移植皮膚を耳の後ろから持ってきて移植したということです。
耳の後ろの皮膚は上眼瞼の皮膚のように、
下眼瞼に似た組織であるため
移植部位に特に違和感が感じられません。
手術前には目を上に上げると左目の下眼瞼が
眼球から落ちて見えるが
手術後の様子を見ると、眼球に下眼瞼がどちらか一方に偏らず
均一に改善されていることが確認できます。
眼瞼外反矯正の手術方法は
医師の診断による正確な原因判断が必要であり
それに加えて、外反程度によっても異なります。
今までいろいろな眼瞼外反矯正手術の前後の写真を見ました。
眼瞼外反矯正をご希望するなら、
必ず手術経験の多い専門医と十分な相談の上、
手術を受けることが重要になります。
回復の程度と過程は患者によって異なる場合があるので、
焦らずに落ち着いて待っていただいた方がいいです。




