目下がふっくらと出ると、
その陰が目立ち、しわのように見えることもあり、
よくない印象を与えます。
ふっくらと出ている部分は、
眼球を保護する目の周りの脂肪です。
その脂肪の存在意味は良い目的ではありますが、
時間が経つにつれて、重力の影響を受けて、
年齢と共に、脂肪が目下の方に押されて出てきます。
これによる結果は良くないのが落とし穴です。
(手術前、手術後1か月目)
ふっくらとした目下は長く時間が経つと
もっとひどくなり、皮膚が垂れて、しわになることもあります。
そのために、ある程度目立つなら、
目の下脂肪再配置手術できれいに除去するのが良いです。
目の下脂肪再配置手術は結膜内側から手術をするために、
切開部位が外側の方に現れないので、比較的簡単なように見えますが、
脂肪除去の時に眼球の内側の脂肪と中間脂肪を分ける
眼球下斜筋(Inferior oblique muscle)をしっかり把握しないと
脂肪除去の時に切除をすると複視が生じることがあります。
そのために、正確な解剖学に構造に対する知識を持って、
きめ細かく手術をしないといけません。
(手術前、手術後1か月目)
また、目の下脂肪再配置手術中、脂肪を除去すると
大きくて小さな血管を的確に止血をしないといけないために、
その作業がしっかりできないと
手術後の患者様の体位変化、眼圧を高くする行為によって、
目の後ろの部分が出血がひどくなり、視神経を押さえると、
深刻な場合は、失明になることもあります。
手術を行う医師も手術を受ける患者様もいつも注意しないといけません。
(手術前、手術後1か月目)
目下の脂肪がひどくて、長くなると、
目の下脂肪再配置手術だけで終わることがなく、
下眼瞼手術を受けることがあります。
下眼瞼手術は下まつげ側に長く切開をして、
目の下脂肪再配置手術よりは、不自然に思われる方が多いですが、
上の患者様は、症状がひどくなる前に来てくださって、
目の下脂肪再配置手術で目下がきれいに明るく変わることができました。
効果がとても確実に見える
手術前と手術後の1か月目の様子です。





