生きていく上での最重要要素は、学力か？

「学力社会」という言葉があります。
読んで字の如くなのですが、学力が高い人ほど、その後の人生も順風満帆である、というものですね。
東大に入って、エリート企業に就職し、社長になり、投資で儲け…
確かに、このようなパターンもあります。

ですが皆さん、考えて見てください。

人生を楽しく、しっかりと生きるための最重要要素は、果たして本当に学力でしょうか？

僕が思うに。

僕は今高校生です。この時期までは、学力は最重要”とされます”。
もちろん、成績がある程度ないと進級出来ませんし、それが良ければその分、良い学校へと進学できます。そしてその分、就職も有利になる。

ですが。

テストの点数が50点だったとしても、ノートをしっかりと取るなり、授業態度が良ければ、成績は上がる可能性がある訳です。

…ほら、ね？

大事なのは、「人となり」じゃないでしょうか。

会社に入って仕事は出来ても、人望のない人、嫌ですよね？
出来るか出来ないかで言えば、出来ない方。でも、周囲からの信頼は厚い。
そんな人は、多くの人間関係を持てます。

昨今、教育現場や、子を持つ親の思考は、学力に傾倒していると感じます。
日本の学力が低下してきている。それは事実です。
勉強が出来ないからと親に虐待される。
そんな事が多くあります。
学校は、学力を身に付けるためだけのものではありません。
社会勉強や、相応しい人格を形成するための場でもあるのですが、同時に多感な時期も越えていくので、子供にしっかりと寄り添っていかなくてはなりません。
どうでしょう？
学校では、いじめへの対処がなされない。
仕事では、ブラック企業、バイト、社内差別。

教える立場であるはずの人達に、相応しい人格が、身に付けられていないのではないでしょうか。