Lapis's Poem

Lapis's Poem

2005年~2007年に綴った詩を
こちらに記録として残します。

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無情の嵐に 花が散り

さえずる鳥も 飛び去った



空気が 凍り

地球が 止まる・・・



わたしは ひとり

寂寥の 砂漠に埋もれ

己の毒に 悶え苦しむ

蠍になる


2007/04/06



燃えあがる 情念

天空を焦がす 火柱となれ

身も心も 灰と化し

この世の果てまで 

飛散する




やがて 土砂降りの雨に

幾千年のカルマが 

沈黙す・・・


2006/07/22



流れ星は 涙のごとく

一筋の軌跡を 天に印す




荒地に 眠り

夢に甦る 記憶の中で

あなたの眼差しに

愛を さがす・・・


2006/07/018



ときに 天宮の星が微笑み

僅かな愛に しがみつく

天使が 沈黙し 

空には一面の 流星群



地球よ 眠れ

宇宙の律動よ とまれ

心に燃える 炎で

すべてを 焼き尽くすまで


2006/01/25



ひとり凍える 冬の花

北風に 花びら

空高く 舞い上がる



未来を さがし

迷路を 彷徨い

人知れず 消えてゆく



待ち焦がれる 雪解け水

春よ 早くこい


2006/01/19