放射線医学研究所病院へ(現:QST病院) | 13歳でがん告知 ✩.*˚愛娘は今日も笑顔です✩.*˚

13歳でがん告知 ✩.*˚愛娘は今日も笑顔です✩.*˚

現在看護学生1年、当時13歳の娘が受けたがん告知。
希少がんが故に確立された治療法がないらしい腺様嚢胞癌とやら……
過去から現在に至るまでの記憶を留める為。
同じ境遇の方が少ないので、そういった方に少しでも情報が伝われば…という思いで始めてみたいと思います。

2019年2月上旬  放医研へ

 

診察の結果、2/12~14日、準備入院にて顔の型を取ったりすることになった

まだ13歳だったこともあり、付き添いにての入院を快諾して下さった。

準備入院自体はこれと言って大変なこともなくすぐに終わった。

 

2019年2月25日~3月15日まで重粒子線治療の為、私も一緒に滞在することとなった。

当時年少だった下の娘の保育園の送り迎えを頼むため夫の両親に事情を伝えに行ったが

後日・・・微妙な内容の話が夫にあったことを聞き、夫婦だけで乗り切ることを決意。

夫は仕事と下の子供たちの世話にと大変だっと思う。

夫の仕事関係の方にも、私の職場の方々にもご迷惑をおかけしてしまったが

どちらも娘のことを一番にと言ってくださり救われた。

 

そして迎えた重粒子線治療。

重粒子治療とは放射線治療のひとつで体内のがん病巣に集中して照射をすとするというもの。

ピンポイントで照射できるとは言え、がんをやっつける凄いもの。

もちろんのこと治療に伴う有害反応の説明も受けた。

 

早期には頭痛やめまい、照射部の皮膚の発赤、脳浮腫、その他諸々

私たちは晩期に出てくる反応の方が気になった

白内障や緑内障、脳壊死、視力の低下、視野障害、失明、骨壊死、その他諸々

 

年頃の女の子なのでとにかく見た目が変わらないといいと願った。

照射部は日に当たると皮膚が火傷のように赤黒くなり色素沈着する恐れがあるとのこと。

退院後もしばらく日に当たらないようにサングラスをしたり、日傘や帽子を併用してとにかく日焼けを避けてくださいと。

嫌がる娘にそれらを強いてなるべく日焼けしないように務めた。

 

入院当初はインフルエンザ流行に伴い外出が禁止されていたが、

途中から外出が可能となり、気分転換に娘とふたりでたくさん出かけた。

病院食をほとんど食べない娘は好きな物を食べたり、映画を観たり、ショッピングをしたり

治療による体への負担はほとんど感じられなかったため、自由に元気に行動できた。

 

3週間、計16回の照射を終え無事多退院。

補助ベッドで眠る3週間は腰が痛く大変だったが、娘に寄り添えたことは何よりありがたかった。

 

次回3か月後に経過観察の予約をして退院。