うちではどんなことが「お手伝い」になるのかなぁ…と母は考えていた
そんなとき、お手伝いのタイミングがやってきた


「自転車で5分くらいの祖母のうちに急ぎのモノを持っていってもらう」


ホントは母が娘を連れて、車で持って行こうかな、と思っていたけど、ちょうどいい
母はゴハンの支度をしているから、娘に行ってきて、と頼みやすい
そして、祖母のうちに娘が一人でオツカイに行くのは、初めて

…ということで、即実行


  母  「ねえ、ばあちゃんちにさくらんぼ持って行ってくれない?
      ママ、ゴハンの支度で忙しいんだ」

  娘  「え?一人で?」

  母  「うん。自転車で行っていいよ。
      ママの代わりだから、行ってくれたら、お礼に100円あげる」

  娘  「え?ホント?行く行く行く~!!」


と、喜んで行きました

多少、心配をしたものの
うちを出てから、少し経つと、娘から電話がかかってきて


「今、さくらんぼ食べてるから~。遅くなるね~」


おいっ!
キミが食べるために持っていったわけじゃないぞ! ムカっ

…まあ、祖母のさくらんぼだから、いいけど…

祖母は娘が一人で持ってきてくれたのが、とてもうれしかったよう
母と娘が一緒にくるより、娘が一人できてくれたほうが、そりゃね~
うれしいよね~

少ししてから、無事帰ってきました


  娘  「ただいま!
      ばあちゃんから、こづかいもらっちゃった、200円!」

  母  「え?そうなの?…じゃ、ママはいらないね」

  娘  「ダメだよ!ずるいよ!ママは、ママ。ばあちゃんは、ばあちゃんじゃん!」



…やっぱりそうですよね
結構しっかりしてるな、娘 苦笑

もちろん、母も、100円を「ありがとう」と言って、渡しました


こづかいのためとはいえ、思わぬことで
娘が一人でできることが増えているんだ、とわかった

そ~だよね~
もう4年生で、10歳
それなりにできることは増えているよね

女の子で、いろいろ物騒なコトも多いので
どうしても、一人で何かさせるのが心配だった

でも、これからどんどん行動範囲が広がっていく
いつまでも母が一緒にいるわけにもいかないものね

いつまでも、娘を今までと同じように扱わず
様子を見ながら、できそうなことをやらせてみよう、と改めて思った
(かなりドキドキするけど)


娘は祖母と母からもらったこづかいを
こづかい帳の収入欄にしっかり記入していました

こづかい帳を書くクセがついてきたようで
それも、うれしい スティッチ2