写真を撮ると、どうも気弱そうに写ることが多いくろうど。
(実際うちの4匹の中では最弱…)
珍しく「きりっ」としています!(口から草出てるけど…)
3年前の1月16日、くろうどは我が家にやってきました。
11月にもにかや他の仲間と一緒に保護されていたお宅で初めて会った彼は、
少しおびえたような、それでいて何か包み込むような不思議な瞳をしていて、
そっと抱き上げると私の膝の上でじっと落ち着いてしまいました。
その後、夫との面会や迎える準備などしている間にもにかを預かることになりました。
その理由が夜激しく足ダンして階下から苦情が来てしまったということなのですが、
どうも他の子に面会やお迎えが来るのを見ていて悲しくなって暴れたような気がする、との
保護主さんの言葉に、一緒に保護されて新しいお家が見つかったくろうどと、
先行きがわからないもにか、2匹一緒に迎え入れてはもにかがまた傷つくのではと思い、
くろうどには保護宅さんで待ってもらうことにしました。
でも、もにかの記念日の日記に記したとおり、彼女もうちと縁のある子でした。
くろうどと入れ替わりに旅立っていったもにかは、5月に今度はうちの子として戻ってきたのです。
さて、初めて会った時のはにかんだ印象をくろうどは見事に裏切りました(笑)。
部屋に放すと私や夫の後を付いて回って離れない。
他の食べ物があるのに好物をくれとねだる。
ついたあだ名は「ごろちゃん(ごろつきから)」「ごねちゃん(ごねるから)」「タコラ(クレクレ…)」
そうは云っても、彼が飼育放棄されて味わった辛さを想うと
そうやって感情を素直に出してくれるようになったことが夫も私もうれしかったのでした。
その他にも、暮らし始めは不正咬合のくろうど用に木製サークルとケージのトレーを合体させておうちを作ったり、彼が快適に安全に暮らせるよう試行錯誤の連続でした。
くろうどは他のうさぎにはあまり関心を示さず、人間とのコミュニケーションを求めます。
膝の間に頭を差し込んでうっとりなでられている顔を見ると、
彼といいエネルギー循環ができているかな?と思うのです。