スピーチって単なる形式的でつまらないものだって、イメージだった。

そんな私のスピーチに対するイメージを覆してくれた本に出会いました。




OLが選挙のスピーチライターに!? 言葉のもつ限りない可能性をハートフ ルに描いた青春小説。スピーチの極意もお教えします! お気楽なOL・二ノ宮こと葉は、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の 結婚披露宴で、すばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のス ピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入 りし……。(内容紹介より)


スピーチに対して興味はそんなになかったけど
リンカーン、オバマ、ヒットラー、キング牧師は
スピーチで世の中を動かしてきた。

言葉のもつ力をすごく感じられる話でした。

小説の中に出てくるスピーチに心が温まる
ことも。

心に残っている言葉が

「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。」

実際、三日で歩き出せるかどうかは別として
お守り的な意味で心の中に置いておきたい
言葉でした。

これは、スピーチライターの仕事の話だけど
結婚式のスピーチなど、スピーチをするときの
勉強にもなる小説でした。

出てくる登場人物の人柄も良くて、読んでいて
心がほっこり、涙がじんわり、です。